PHP新書<br> 未婚と少子化―この国で子どもを産みにくい理由

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PHP新書
未婚と少子化―この国で子どもを産みにくい理由

  • 筒井 淳也【著】
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  • PHP研究所(2023/12発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 184p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569856162
  • NDC分類 334.31
  • Cコード C0236

出版社内容情報

◆なぜ日本の少子化対策は実を結ばないのか?
◇少子化にまつわる誤解をデータ・統計から見抜く!
◆さまざまなエビデンスが指し示す「婚姻・出産」のリアル

少子化が止まらない日本。理由の一つとして、
そもそも「少子化にまつわる誤解」が、
世に多く流布していると著者は指摘する。

たとえば「少子化対策=子育て支援」とだけ考え、
手前の「未婚・晩婚問題」が改善されない現状は、
誤解が招いた過ちの最たる例だ。

本書ではデータ・統計を用いて、これらの誤解を分析・検証。
冷静な議論のために必要な知識を提供する一冊。

【本書の内容】
〇何が出生率の低下をもたらしたのか
〇「こどもまんなか」は少子化対策ではない
〇結婚したくてもできないのか、結婚したくないのか
〇自治体の人口動態から見えてくること
〇婚外出生と子どもの格差
〇少子化対策としての働き方改革……etc.

内容説明

少子化にまつわる誤解をデータ・統計から見抜く!少子化が止まらない日本。理由の一つとして、そもそも「少子化にまつわる誤解」が世に多く流布していると著者は指摘する。たとえば「少子化対策=子育て支援」とだけ考え、手前の「未婚・晩婚問題」が改善されない現状は、誤解が招いた過ちの最たる例だ。本書ではデータ・統計を用いて、これらの誤解を分析・検証。冷静な議論のために必要な知見を提供する一冊。

目次

第1章 少子化の何が問題か(少子化問題を整理する;国の人口と経済の規模;数字を比較することの注意点;的国内の地域的不均衡;出生数も人口も減ることはほぼ確定;どういう社会をつくりたいのか)
第2章 何が出生率の低下をもたらしたのか(戦後の出生率の推移を詳しく見てみる;現在に続く少子化は1970年代から;晩婚化と未婚化;政府の対応のちぐはぐさ;「こどもまんなか」は少子化対策ではない;結婚したくてもできないのか、結婚したくないのか;晩婚化・未婚化の要因)
第3章 少子化問題と自治体(自治体の多様性;人口規模、出生率、人口増加率ごとの特性;雇用と住居費が鍵;自治体の人口動態から見えてくること;自治体の出生率の誤解;自治体間の移住をどう理解するか;移住しなくてよい状態は可能か?)
第4章 グローバルな問題としての少子化(少子化対策の背景はいろいろ;婚外出生と子どもの格差;「婚外出生」をめぐる誤解;少子化と移民の関係;移民による出生の影響)
第5章 少子化に関わる政策と数字の見方(財源論への傾注は避けるべき;政策をバランスよく理解する;少子化対策としての働き方改革;そもそも出生率をどう計算しているのか)

著者等紹介

筒井淳也[ツツイジュンヤ]
立命館大学産業社会学部教授。1970年、福岡県生まれ。一橋大学社会学部卒業。同大学大学院社会学研究科博士後期課程満期退学。博士(社会学)。専門は家族社会学・計量社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うえぽん

51
家族・計量社会学者が、少子化に係る世論やメディアの誤解をデータを用いて検証し、冷静な議論を訴えた好著。出生数低下の趨勢が続くことを前提にした対策が必要、出生率は晩婚・未婚化の影響が大きいため若年者向け生活保障が重要、自治体毎では良質な雇用と低廉な住宅コストが重要、出生率対策としての婚外出生・移民は無意味等がその検証の一部である。安全保障上の特段の理由から少子化対策を進めてきたフランス・イスラエル以外に成功例はなく、バランスの取れた見方と総合的・持続的な取組が必要との結論は、一刀両断でないだけに納得できる。2024/07/07

venturingbeyond

38
筒井先生の著作には、本当に外れがない。本書では、帯にある通り、少子化対策がなぜ十分な効果をあげることができていないのか、客観的なデータを基に、その理路が明瞭に示されている。そもそも少子化をもたらす要因は多岐にわたり、それが複雑に影響を与え合いながら、合計特殊出生率を継続的に押し下げている。本書で示される少子化へ到る因果系列や要因間の相補性・再帰性を考えると、シンプルな政策転換で、問題の改善がもたらされるような単純なものではない。この点を読者にまず認識してもらうことが、著者の主張の基底をなしている。2024/01/24

よっち

35
なぜ日本の少子化対策は実を結ばないのか?少子化にまつわる誤解をデータ・統計から考察し、様々なエビデンスが指し示す「婚姻・出産」のリアルを解説する一冊。著者が指摘する少子化にまつわる誤解。少子化の何が問題なのか、何が出生率の低下をもたらしたのか、少子化問題と自治体の多様性、グローバルな問題としての少子化、少子化に関わる政策と数字の見方。少子化対策=子育て支援と考えて、手前の未婚・晩婚問題が改善されない現状など、複合的な要因が絡む問題をどう考えるべきなのか、違和感を感じていた理由がわかったような気がしました。2024/01/22

りょうみや

21
だいぶ納得できた日本の少子化本。その主張にはデータの裏付けがしっかりとある。それに基づいてしか語っていない。その現状や原因は地域によってまちまちであるため一言では言い表せない。敢えて言うのなら子育て支援よりも地方でも若者に安定的な仕事の供給になるのだろうか。2024/02/03

katoyann

19
家族社会学の専門家である著者が少子化対策の欠点について、現状分析を踏まえつつ、指摘している。政府の少子化対策は子育て支援充実化政策に傾きがちであるが、少子化の根本要因は未婚化にあるため、少しでも未婚率を解消できるような政策を立てる方がよほど合理的であるという。つまり、雇用の安定化と賃金保障。わかりやすい。2024/06/08

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