PHP新書<br> 太平洋戦争・提督たちの決断

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太平洋戦争・提督たちの決断

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569855615
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0220

出版社内容情報

今、日本人の「リーダー」と「組織」のあり方が問われている!
太平洋戦争で火花を散らした日米の司令官たちの能力と資質と人間性に、“歴史探偵”が肉迫する!
万策を練り、戦闘を指揮し、決断を下すのは、指揮官その人の人間性なのである。どんなに強大で、精緻なメカニズムを誇る軍隊があっても、戦うものは人であり、そこに過誤、油断、疲労、迂闊さ、そして不信や不手際がつきまとうものなのだ――(本文より)。
ミッドウェー攻略作戦からレイテ沖海戦まで――勝敗を分けたものは何か。
[本書の主な内容]
◆名をも命も惜しまず――亡国の戦いを戦い抜く覚悟を定めた連合艦隊司令長官
◆不信と疑惑を抱え、焦る山本五十六が考えていた四つの作戦計画
◆続くアメリカ海軍の襲撃に本土空襲を恐れる山本五十六
◆早期決戦と本土防衛の両方を併せて解決するミッドウェー攻略作戦
◆作戦をめぐって対立する連合艦隊と軍令部
◆ドゥリットル東京空襲により歪み始めたミッドウェー作戦の目的
◆孫子の兵法を近代の戦争において実践した敵将ニミッツ
◆連戦連勝で太平洋王者となった南雲機動部隊と重い十字架を背負わされたニミッツ大将
◆テキサス男を抜擢したルーズベルト大統領の英断
◆ニミッツが得た情報から見えてきた日本海軍の攻撃意図
◆事前の情報戦に勝利した米海軍、「相手を知る」ことなく楽観した日本海軍
◆連合艦隊司令長官の搭乗する飛行艇の消息がまったく不明となった
◆危急の戦時下と平時とを同じに考えているような人事で高須大将に連合艦隊の指揮権がゆだねられた
◆幕僚たちの作戦計画や意見にうなずくだけの司令長官が「Z一作戦発動」を発令する
◆闘将角田覚治の意見具申を頑としてはねのけた高須司令部
◆艦隊決戦のみを主眼としてしまう時代遅れの連合艦隊
◆「不適当なりや否や」と昭和天皇に尋ねられた海軍大臣
◆致命的な打撃を受けたマリアナ沖海戦での日本海軍の敗北
◆敵機動部隊および輸送船団を撃滅せんとする「捷号作戦要領」が発令される
◆敵を必滅するのは一片の命令書ではなく、人間そのものである
◆主将たちは相互不信を抱きながら連合艦隊消滅を覚悟する決戦に臨んだ
◆マッカーサー元帥はレイテ島に上陸し、豊田大将は「捷一号作戦」発動の命令を公布した
◆人間は「戦いの最終裁決者」であり、作戦の成否は「指揮官」そのものにあり、協同にあった

内容説明

日米両軍の死闘にみる歴史の教訓と人間ドラマ。万策を練り、戦闘を指揮し、決断を下すのは、指揮官その人の人間性なのである。どんなに強大で、精緻なメカニズムを誇る軍隊があっても、戦うものは人である。そこには人本来の過誤、油断、疲労、迂闊さ、そして不信や不手際がつきまとう―。太平洋戦争で火花を散らした日米の司令官たちの能力と資質と人間性に、“歴史探偵”が肉迫する。

目次

1 連合艦隊司令長官「山本五十六」とミッドウェー攻略作戦(名をも命も惜しまず―亡国の戦いを戦い抜く覚悟を定めた連合艦隊司令長官;大本営の「長期不敗の態勢」などは痴人の夢 短期戦で終わらせなければ、亡国あるのみ ほか)
2 米太平洋艦隊司令長官「チェスター W.ミニッツ」とミッドウェー海戦(孫子の兵法を近代の戦争において実践した敵将ミニッツ;連戦連勝で太平洋王者となった南雲機動部隊と重い十字架を背負わされたミニッツ大将 ほか)
3 遠すぎた提督「高須四郎」―代行指揮を執った七五〇時間(連合艦隊司令長官の搭乗する飛行艇の消息がまったく不明となった;危急の戦時下と平時とを同じに考えているような人事で高須大将に連合艦隊の指揮権がゆだねられた ほか)
4 レイテ沖海戦の司令官たち―豊田副武司令長官と四人の主将(「不適当なりや否や」と昭和天皇に尋ねられた海軍大臣;敗因は無謀で容易に理解し難い作戦計画そのものにあった ほか)

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「漫画読本」「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役などを経て、作家。1993年、『漱石先生ぞな、もし』で第12回新田次郎文学賞、1998年刊の『ノモンハンの夏』で第7回山本七平賞、2006年、『昭和史 1926‐1945』『昭和史 戦後篇 1945‐1989』で第60回毎日出版文化賞特別賞、2015年には菊池寛賞を受賞。2021年1月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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skunk_c

66
40年近く前、著者が50代半ばの脂ののりきった時期に、プレジデント誌に掲載されたものから、海軍の提督について書いたものを集めたもの。山本五十六、ニミッツ、レイテ沖海戦の諸提督などは有名な話だが、切れのいい文章でサクッと読ませる。本作の中で今まであまり語られていなかった人物として高須四郎がいる。この人の名前は5・15事件の海軍軍法会議の判事として知っていたが、古賀聯合艦隊司令長官の遭難後、一時司令長官代理を務めたことは知らなかった。この話も含め、日本の海軍中枢部の問題点を様々な面から明らかにしている。2023/09/30

fseigojp

12
レイテがいかに大きな戦いだったかわかった2023/08/20

スターライト

6
太平洋戦争での山本五十六、米軍のニミッツ、山本の後を承けて連合艦隊司令長官となった高須四郎、レイテ沖海戦を指揮した豊田司令長官などを取り上げ、ミッドウェー海戦、レイテ沖海戦でのそれぞれの戦略的決断がどのような背景でなされたかを解明する。どんなに兵器の能力が向上しても、最後に決断を下すのは、人間。その言葉が浮き彫りになる本だった。2023/09/16

竜王五代の人

4
名調子な太平洋海戦記。/ミッドウェーにかけて、慢心していく海軍を批判的に見ながらも呑まれていく山本五十六。/通説の本命D暗号突破説ではなく、周辺の各種暗号解読などからミッドウェー作戦を見抜き状況を整えたニミッツ(彼もまた指を欠いていた)。/軍令承行令に従って、連合艦隊の指揮を任された高須・南西方面艦隊司令部の暴走と軍令部との確執(任せといて文句いうなら、最初から軍令部自体が代行しておけばよかったのでは?)。病身でリーダーシップを取れない高須はなぜ身を引けなかったのか?(コメントに続く)2023/10/14

ビーグルの匂い

0
イマイチ 内容がわかりにくい文章。この人こんなに解りにくい文章を書く人だったかな? まぁ作者の存命中に「恥だからやめろ」と言ったようなので、文章を練り直す前の未完成な状態のままなのかも。作者が亡くなった後に出版された本。2024/05/04

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