出版社内容情報
エジプトと互角に戦った古代帝国ヒッタイトの実像に迫る!
人類の歴史を変えた鉄器を最初につくったと言われるヒッタイトだが、20世紀初頭の再発見までは長く謎の民族だった。しかし近年、粘土板の解析や遺跡の発掘も進み、その正体が徐々にわかってきた。
本書では、ヒッタイト建国から帝国の滅亡、彼らの文化や暮らしぶりまでを紹介。最新の発掘調査の成果を踏まえつつ、謎の古代帝国の全貌に迫る意欲作。
●ヒッタイト人はどこからやってきたのか?
●王位をめぐる混乱とミタンニ国
●ヒッタイトからみたカデシュの戦い
●敵国の神も取り込んだ「千の神々」の世界
●発見されていないヒッタイトの王墓
●ヒッタイトは製鉄技術を秘匿していなかった
●動物はウシを重視、パンへの愛も
●聖書の中で記憶されたヒッタイト
●ヒッタイト帝国で製鉄は始まったのか?
●カデシュの戦い後、70年余りでなぜ滅んでしまったのか?
内容説明
カデシュの戦い後、七十年余りでなぜ滅んだのか?人類の歴史を変えた鉄器を最初につくったと言われるヒッタイトだが、二十世紀初頭の再発見までは長く謎の民族だった。しかし近年、粘土板の解析や遺跡の発掘も進み、その正体が次第にわかってきた。本書では、ヒッタイト建国から帝国の滅亡、彼らの文化や暮らしぶりまでを紹介。最新の発掘調査の成果を踏まえつつ、謎の古代帝国の全貌に迫る意欲作。
目次
ヒッタイト人の登場
ヒッタイト帝国の建国:古ヒッタイト時代
ヒッタイト帝国の混乱:中期ヒッタイト時代
帝国化するヒッタイト:ヒッタイト帝国期
絶頂からの転落?:ヒッタイト帝国の滅亡
ヒッタイトのその後:後期ヒッタイト時代
ヒッタイトの国家と社会
ヒッタイトの宗教と神々
ヒッタイトは「鉄の王国」だったのか?
ヒッタイト戦争と外交
ヒッタイトの都市とインフラ
ヒッタイトの人々の暮らし
ヒッタイトの再発見
著者等紹介
津本英利[ツモトヒデトシ]
1970年、岡山市生まれ。筑波大学大学院歴史・人類学研究科単位取得退学。ドイツ・マールブルク大学先史・原史学科博士課程に留学。トルコ、シリア、イスラエルでの発掘調査に参加。古代オリエント博物館研究部長。専門は西アジアおよびヨーロッパの考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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