出版社内容情報
シンガーソングライターとして活動するも、周囲から“まじめすぎ”、“普通すぎ”と言われることに悩むアキ。そんな彼がひょんなことから出会ったのは、空気を読むことが苦手で“普通になりたい”と思っている個性的な女性、莉子だった。「自由な莉子と付き合えば、自分も変われるのでは」と思うアキ。「真面目なアキと付き合うことで、自分も普通になれるのでは」と思う莉子。そんなきっかけで交際を始めた正反対の二人は、やがて心から惹かれ合うが――。
東京で生きる男女の等身大の恋を描く、音楽×ラブストーリー!
内容説明
“普通であること”に悩むミュージシャンד普通でないこと”に悩む元声優二人が、人生の岐路で恋をした―『流星コーリング』『蛍と月の真ん中で』の著者が贈る共感必至のラブストーリー!
著者等紹介
河邉徹[カワベトオル]
1988年兵庫県生まれ。関西学院大学文学部卒。バンドWEAVERのドラマーとして2009年にメジャーデビュー。バンドでは作詞を担当。2018年5月に『夢工場ラムレス』で小説家としてデビュー。2作目の『流星コーリング』が、第10回広島本大賞(小説部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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やま
3
苦しいくらい莉子ちゃんがわたしだった。 だから、アキくんの言葉は苦しいことが多かった。莉子ができないことは自分もできないと言われているような気さえした。 でも恋愛だからだ、と思った。この二人のチグハグでちょうどよい関係を友人のままキープしたらいいんじゃないかと思った。そうすれば、終わりは来ないし、過度な期待もしないから揉め事も起こらない、やましいこともない。わたしならそうするかなと思った。お互いがお互いに興味があって吸収しようという気があれば、関係の名前はなんだっていいはず。2023/03/07
スギヒロ
0
まるでこの曲が聴こえてくるようなエンディングでした。違った世界に生きる2人のラブソング。面白かった。⭐️☆☆2023/04/22
カイ
0
20代の2人が恋愛、仕事、家族などに悩みながらも前に進んで行くお話。私は莉子に似ているところが多々あったので。世の中にはいろいろな出会いがあると思いますが自分を大切にしてくれる人を大切にしなければいけないなとあらためて思いました。あと問題を先送りせずに解決することも必要。恋人には自分にないものを求めるのかな。爽やかなお話です。2023/03/08
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