出版社内容情報
●多様性が尊重される一方で、社会に広がる分断、同調圧力――。
●私にとって「他者」とは何か、他者とわかりあうことは可能か?
●哲学界の旗手が示す「まったく新しい他者論」!
多様性の尊重が叫ばれると同時に、人々の分断が加速する現代社会。誰もが自分とは異質な存在である「他者」と生きなければならない世界で、哲学者マルクス・ガブリエルは「他者がいなければ私たちは存在することさえできない」と喝破し、従来の哲学における他者認識は誤りだったと語る。
ガブリエルの提唱する「新しい実在論」から見た「他者」とはいかなる存在なのか。他者とともに、我々はどう生きるべきなのか。現代に生きる我々の「アイデンティティ」「家族」「愛」「宗教」「倫理」といった課題における、新たな解決策を提示する1冊。
内容説明
多様性の尊重が叫ばれると同時に、人々の分断が加速する現代社会。誰もが自分とは異質な存在である「他者」と生きなければならない世界で、哲学者マルクス・ガブリエルは「他者がいなければ私たちは存在することさえできない」と喝破し、従来の哲学における他者認識は誤りだったと語る。ガブリエルの提唱する「新しい実在論」から見た「他者」とはいかなる存在なのか。他者とともに、我々はどう生きるべきなのか。現代に生きる我々の「アイデンティティ」「家族」「愛」「宗教」「倫理」といった課題における、新たな解決策を提示する1冊。
目次
第1章 私にとって「他者」とは何か(他者と生きるとはどういうことか;ソーシャルメディアとアイデンティティ ほか)
第2章 我々はいかに「他者」とわかりあうべきか(お互いがわかりあえる社会をどう作るか;対話と民主主義、政治 ほか)
第3章 家族とは何か、愛とは何か(家族と他者、その関係性について;自由、愛、死とは何か)
第4章 自己の感情とどう向き合うか(他者が生み出す「幸せ」の形;負の感情から抜け出す処方箋)
第5章 宗教や倫理と他者の関係(宗教は「救いと対立」のいずれをもたらすか;利他主義、格率―なぜこれらは間違いなのか ほか)
著者等紹介
ガブリエル,マルクス[ガブリエル,マルクス] [Gabriel,Markus]
1980年生まれ。史上最年少の29歳で、200年以上の伝統を誇るボン大学の正教授に就任。西洋哲学の伝統に根ざしつつ、「新しい実在論」を提唱して世界的に注目される
大野和基[オオノカズモト]
1955年、兵庫県生まれ。大阪府立北野高校、東京外国語大学英米学科卒業。1979~97年渡米。コーネル大学で化学、ニューヨーク医科大学で基礎医学を学ぶ。その後、現地でジャーナリストとして活動。97年に帰国後も取材のため、頻繁に渡航。世界的な識者への取材を精力的に行っている
月谷真紀[ツキタニマキ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんとまん1007
マリリン
Tαkαo Sαito
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