出版社内容情報
トランプ登場の背景と原動力は? トランプ政権からバイデン政権へと、アメリカの政治と外交、社会の何が変化し何が継続しているのか? 米中関係は第二の冷戦となるのか? 日本はそれとどう向き合うのか? 政治状況が不透明な時、人はしばしば歴史をふり返る。歴史に循環(サイクル)を見出す者、歴史に類型(タイポロジー)を求める者、歴史に類似(アナロジー)を問う者。著者は歴史のアナロジーにより以上の問いを考え、バイデン政権下での「冷たい内戦」や米中関係、日米関係を考察する。日本は、アメリカのいかなる政権に対しても常に、われわれの立場やアジアの事情をアメリカのアジア政策に反映すべく、ネットワークを駆使して働きかけなければならない。「トランプのアメリカ」vs「バイデンのアメリカ」を軸に、歴代政権が直面してきた三つのバランス・オブ・パワー――三権分立、社会の諸勢力の変化、国際的な力学を分析し、わが国の針路を明らかにする。
内容説明
トランプ登場の背景と原動力は?トランプ政権からバイデン政権へと、アメリカの政治と外交、社会の何が変化し何が継続しているのか?そして、米中関係は第二の冷戦となるのか?日本はそれとどう向き合うのか?これらが本書の問いである。政治状況が不透明な時、人はしばしば歴史をふり返る。歴史に循環(サイクル)を見出す者、歴史に類型(タイポロジー)を求める者、そして、歴史に類似(アナロジー)を問う者と様々である。それぞれに長短があろうが、本書では歴史のアナロジーに頼りながら、以上の問いを考えてみたい。
目次
第1章 トランプ登場の背景
第2章 トランプは何と戦ったのか
第3章 バイデンの登場
第4章 アメリカは「冷たい内戦」に?
第5章 米中新冷戦か、「危機の20年」か
第6章 日本の難問―朝鮮半島情勢
第7章 「希望の同盟」の行方
著者等紹介
村田晃嗣[ムラタコウジ]
1964年、神戸市生まれ。87年、同志社大学法学部卒業。95年、神戸大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(政治学)。この間、91~95年、米国ジョージ・ワシントン大学留学。広島大学総合科学部助教授、同志社大学法学部助教授などを経て、2005年より同志社大学法学部教授。13年から16年まで同志社大学学長を務めた。著書に『大統領の挫折』(有斐閣、1998年、アメリカ学会清水博賞・サントリー学芸賞受賞)、『戦後日本外交史』(共著、有斐閣、1999年、吉田茂賞受賞)など多数がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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