出版社内容情報
君は強大な敵に、いかにして立ち向かうか? 日本は、巨大な力に苦しめられ続けてきた。闇に怯え、打ちひしがれ、夢や希望を無くしている時代だからこそ、民族の神話が必要なのではないか。本書は、過酷な現実を生きていくために、架空の物語からの伝言を読み解く書である。現実世界にウルトラマンはいない。だから、ウルトラマンを知らねばならない。そして、日本人としてウルトラマンを語ることに意義がある――。著者は皇室史学者としてウルトラマンを日本人の「神話」と見なし、大切なものを「自らの手で守り抜くとは、どういう意味か」「力を得るには、何をしなければならないか」を問う。「私は大人になっても、巨大な力に叩きのめされそうになった時にウルトラシリーズを見直し、ウルトラマンの伝言を振り返ってきた」。文明と狂気の世界を描き、そして神話へと至る『ウェストファリア体制』『ウッドロー・ウィルソン』に続く著者の三部作、ここに堂々完結。
内容説明
君は強大な敵に、いかにして立ち向かうか?日本は、巨大な力に苦しめられ続けてきた。闇に怯え、打ちひしがれ、夢や希望を無くしている時代だからこそ、民族の神話が必要なのではないか。本書は、過酷な現実を生きていくために、架空の物語からの伝言を読み解く書である。現実世界にウルトラマンはいない。だから、ウルトラマンを知らねばならない。そして、日本人としてウルトラマンを語ることに意義があるのではないか―。文明と狂気の世界を描き、そして神話へと至る『ウェストファリア体制』『ウッドロー・ウィルソン』に続く著者の三部作、ここに堂々完結。
目次
序章 円谷英二と『ゴジラ』と『ウルトラQ』―神話の創造
第1章 ウルトラマン―異端を受け容れる正統
第2章 ウルトラセブン―軍神の記憶
第3章 帰ってきたウルトラマン―なぜ日本は敗戦国のままなのか
第4章 ウルトラマンエース―史上最も成功した「失敗作」
第5章 ウルトラマンタロウ―本格派だが異色作
第6章 ウルトラマンレオ―たった一人でもお前を欲している間は死ねない
第7章 ウルトラマン80―日本「特撮」の金字塔
第8章 ウルトラマンメビウス―歴史の完結と新たな神話の創造
終章 なぜウルトラマンは自分の星でもない地球のために戦ってくれたのか
著者等紹介
倉山満[クラヤマミツル]
1973年、香川県生まれ。皇室史学者。96年、中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員として、同大学で日本国憲法を教える。2012年、コンテンツ配信サービス「倉山塾」を開講、翌年に「チャンネルくらら」を開局。20年6月に一般社団法人救国シンクタンクを設立し、理事長・所長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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