出版社内容情報
「サステナビリティと成長を両立させないと企業は生き残れない」と説く柳井正氏、「いまの人びとは自らの感覚で情報を得ようとせず、与えられた情報の処理に偏重している」と洞察する養老孟司氏、「『夜の街』の人びとの『経済的自由』が蔑ろにされている」と鋭く批判する谷口功一氏…。
パンデミック、大国間競争の本格化、地球環境問題の深刻化など、人類は大きな曲がり角、いわば「転形期」の只中にいる。単なる過渡期というだけにとどまらず、矛盾や対立も併存する緊張状態にあるといえよう。この局面を乗り越えるための視座とビジョンを、各界の第一人者が提示する。
【本書に収録した論考】
柳井正「サステナビリティと成長を両立せよ」/小林喜光「『境界線なき時代』に生き残る企業」/マルクス・ガブリエル「日本は『世界一』の倫理国家だ」/養老孟司「『情報処理』に偏重する人類の愚」/宇野重規「現代版『直接民主主義』を構築せよ」/レベッカ・ヘンダーソン「環境問題を解決する資本主義」/御立尚資&ヤマザキマリ「『現代のルネサンス』へのヒント」/仲野徹&宮沢孝幸「新興ウイルスは何度も現れる」/安宅和人「百年後の世界とヒューマン・サバイバル」/森田真生「『弱さの自覚』が開く生態学的紐帯」/村上陽一郎「科学理解と「寛容」の精神を取り戻せ」/岩井克人「変質する資本主義、変貌する会社」/中西寛「文明の『二重転換』と日本の役割」/村山斉「『役に立たない学問」』国を救う」/谷口功一「『夜の街』の憲法論」/兼原信克「日本は世界経済の強靭化に貢献を」
内容説明
「サステナビリティと成長を両立させないと企業は生き残れない」と説く柳井正氏、「いまの人びとは自らの感覚で情報を得ようとせず、与えられた情報の処理に偏重している」と洞察する養老孟司氏、「『夜の街』の人びとの『経済的自由』が蔑ろにされている」と鋭く批判する谷口功一氏…。パンデミック、大国間競争の本格化、地球環境問題の深刻化など、人類は大きな曲がり角、いわば「転形期」の只中にいる。単なる過渡期というだけにとどまらず、矛盾や対立も併存する緊張状態にあるといえよう。この局面を乗り越えるための視座とビジョンを、各界の識者が提示する。
目次
第1部 転形期のビジョンを問う(サステナビリティと成長を両立せよ(柳井正)
「境界線なき時代」に生き残る企業(小林喜光)
日本は「世界一」の倫理国家だ(マルクス・ガブリエル)
「情報処理」に偏重する人類の愚(養老孟司)
現代版「直接民主主義」を構築せよ(宇野重規)
環境問題を解決する資本主義(レベッカ・ヘンダーソン)
「現代のルネサンス」へのヒント(御立尚資&ヤマザキマリ)
新興ウイルスは何度も現れる(仲野徹&宮沢孝幸))
第2部 日本の針路を考える(百年後の世界とヒューマン・サバイバル(安宅和人)
「弱さの自覚」が開く生態学的紐帯(森田真生)
科学理解と「寛容」の精神を取り戻せ(村上陽一郎)
変質する資本主義、変貌する会社(岩井克人)
文明の「二重転換」と日本の役割(中西寛)
「役に立たない学問」が国を救う
「夜の街」の憲法論(谷口功一)
日本は世界経済の強靭化に貢献を(兼原信克))
感想・レビュー
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