出版社内容情報
「この本は、河野太郎という政治家が、これまで何をやってきたか、そして皆さんと一緒に、これからどのような国や社会をつくっていこうと考えているのか、その考えをまとめたものです」(本書「はじめに」より)。
記すのは生い立ちから政治家としての原点、父・河野洋平氏との関係や、閣僚として取り組んできた安全保障・外交戦略、災害対応、そしてエネルギー、社会保障、教育をめぐる政策。
さらにデジタル化社会に向けた規制改革・行政改革や、新型コロナウイルス対策の切り札であるワクチン接種など、今までの自身の活動を振り返りつつ、今後の「日本を前に進める」ための政策を打ち出す。
「私は初当選から一貫して、自由民主党の一員として政治活動を行ってきました。自民党は長年、保守政党を自任してきました。〈中略〉本来、保守主義とは、度量の広い、中庸な、そして温かいものであったと私は思います」(同前)。
「温もりのある国」を目指す著者渾身の一冊。
内容説明
政治家としての歩みから外交、安全保障、災害対応、行政のデジタル化、ワクチン接種まで温もりのある国へ。
目次
第一章 政治家・河野太郎の原点
第二章 父と私―生体肝移植をめぐって
第三章 新しい国際秩序にどう対処するのか―安全保障・外交戦略
第四章 防衛4.0
第五章 エネルギー改革を起爆剤に
第六章 国民にわかる社会保障
第七章 必要とされる教育を
第八章 温もりを大切にするデジタル化
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ykmmr (^_^)
98
ネタですが、福澤様と同様、誕生日が一緒であります。親近感があり、彼の面白いTwitterをフォローしておりますが、この本も自分の考えを述べつつ、面白い『河野談話』があります。政治家になるきっかけ・原点とお父上との関係、半ば照れ臭いやりとり。政治家になってからは、国際秩序、環境問題を中心に、今のワクチン・デジタル化に至るまで、ご本人のミクスが書かれていますね。国会や政治のきな臭い所も正直に書いちゃって。お父さんとの距離感はNICEでしたね。まー、いつかは総○大臣になられるとは思うので…。それを楽しみに…。2021/12/17
とくけんちょ
58
政治家なのに夢を語っていない。自分がやってきたこと、知っていることばかりが書き連ねられている。夢を語れば叩かれる時代だからか、堅実、潔癖こそがすべてか。読み終わっても、この人に任せたいと胸は高鳴らないし、心は躍らない。2021/09/27
tengen
35
政治家の本って滅多に買わないのですが。 田中角栄の日本列島改造論、小沢一郎の日本改造計画以来の3冊目かな。 勉強になりました。 ☆彡 プロフィール/安全保障・外交戦略/防災/エネルギー/社会保障/教育/デジタル化2021/09/22
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
30
▼自らの生い立ちや、実現したいと考える政策について述べられている本。▼政治家が身近に居る家庭で育ち、大学時代にはアメリカに留学し、そののち富士ゼロックで長期間勤務した経験を持つ。若い日にこれだけ特殊な体験をしている政治家は珍しいのではないだろうか。▼父への生体肝移植を決断・体験したことの記述は重く感じた。この件を「美談にしてはいけない」と社会に訴える言葉に、肝障害を持つ人々の家族に対する配慮を感じた。▼本書では極端な競争主義やナショナリズムは語られていない。自民党の中では穏健な立場の首相候補者だと感じた。2021/09/24
てつのすけ
29
河野さんの言いたいこと、やりたいことがわかった!ぜひ、この本で書かれていることを、実現して欲しい。そうすれば、我が国の発展は間違いないと思う。2021/10/20