出版社内容情報
●自制心・思いやりのある子、ない子……なぜ今、二極化?
●子どもの将来に影響を与える「発達格差」の実態とは?
●最新の発達心理学が明かす「現代の子どもたちのリアルな姿」
今、子どもたちの間に「ある格差」が生まれている。目標に向けて自分を制御する力「実行機能」や、他者を思いやる力「向社会的行動」の格差だ。
これは子どもたちが、「目の前のことを優先し、今を生きる」傾向にあるか、「将来に備え、未来に向かう」傾向にあるか、幼児期から二極化する現実を示している。
さらに、これらの能力が低い子どもは、将来的に健康や経済面で不利になる可能性が高く、逆に高い子どもは、有利になる可能性が高いと言う。
本書では、子どもの将来に影響を与えるこれらの能力の発達に見られる格差を「発達格差」と名付け、その実態および改善策を紹介する。子育てに悩むすべての親、教育関係者、必読の書!
内容説明
今、子どもたちの間に「ある格差」が生まれている。目標に向けて自分を制御する力「実行機能」や他者を思いやる力「向社会的行動」の格差だ。これは子どもが「目の前のことを優先し今を生きる」傾向にあるか、「将来に備え未来に向かう」傾向にあるか、二極化する現実を示している。さらに、これらの能力が低いと将来的に健康や経済面で不利になり、高いと有利になるという。本書では、子どもの将来に影響を与える能力の発達に見られる格差を「発達格差」と呼び、実態および改善策を紹介する。すべての親、教育関係者必読の書。
目次
はじめに―子どもでみられつつある「発達格差」
第1部 発達格差の実態(今を生きる子ども、未来に向かう子ども;発達格差はなぜ生まれるのか;発達の道筋―青年期の重要性)
第2部 未来に向かうための力(非認知能力を批判的に整理する;実行機能の発達;向社会的行動の発達)
第3部 発達格差を是正する(子どもの能力の支援;環境設計の支援;これからの時代の発達格差)
著者等紹介
森口佑介[モリグチユウスケ]
発達心理学者。京都大学大学院文学研究科准教授。福岡県生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。専門は発達心理学・発達認知神経科学。子どもを対象に、認知、社会性、脳の発達を研究する傍ら、大阪府の家庭支援事業にも携わる。子どもに関わる仕事をしている人への講演等を通じて、子どもの発達に関する知見を広く発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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