再建の神様

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再建の神様

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  • サイズ 46判/ページ数 339p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569849041
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



どんなに辛くても、人には希望を見つけようとする能力がある――。倒産の危機に瀕した温泉旅館を舞台にした胸が熱くなる「企業再建」の物語。

内容説明

“再建の神様”早川種三に憧れる銀行マンが絶望の末に出会ったのは、一人の経営コンサルタントと、会津の倒産した旅館。地元の抵抗、従業員の軋轢、そして震災―蘇らせるのは企業じゃない街だ!人だ!大逆転劇が始まる!

著者等紹介

江上剛[エガミゴウ]
1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。77年、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。人事、広報等を経て、築地支店長時代の2002年に『非情銀行』で作家デビュー。03年に同行を退職し、執筆生活に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

212
江上 剛、3作目です。単純な企業再生の物語と思いきや、地域再生×東日本大震災の感動作でした。こういう志のある再建をすれば、コロナ禍も何とか乗り切れるでしょうか? https://newscast.jp/news/55896562021/06/18

うののささら

97
企業再生請負人の話。民主党政権の円高誘導により日本の製造業が壊滅的になった時、優良な人材や特許ごと中国にあげてしまい地域や利害関係者のためにならなかったな。過去の成功体験に縛られて制度疲労により衰退する温泉旅館と地域経済のために奔走する企業再生請負人。起きてしまった人生の変化にいかに前向きに取り組むか、不幸をマイナスにとらえないで対処するかで乗り切っていく。地産地消の会津の温泉旅館行きたくなりました。2021/05/05

ゆのん

82
『再建の神様』といわれた早川種三の業績や手法、考え方やその軸となったであろう若い頃の出来事をおり混ぜながら、温泉旅館を立て直す物語。業績が上がるまでの経過が問題山積みで一つ一つ解決してゆく過程がとても興味深い。人には『希望を見つけようとする能力がある。』という言葉にはハッとさせられた。ついつい後ろ向きになってしまいがちだが、前を向いて一歩づつでも進むなら道は開ける。金銭を追い求めるのでは無く、人と人、街ぐるみで皆んなで再建したいという思いだからこそ伝わる。力がみなぎり、心が熱くなる物語だった。2021/03/20

yukision

80
銀行員として挫折した主人公が,再建の神様といわれた早川種三の縁から再建請負人と出会い,会津の旅館に向かう。経営難を乗り越えるための苦労だけでなく,地域との軋轢,そして震災,さらにコロナ禍といくつもの苦難に遭いながら,それをチャンスに変えようとする姿は都合が良いようにも感じられる反面,希望や力ももらえて清々しさを感じる話だった。2022/04/17

kei302

69
元銀行員の主人公 春木種生が出会う人たちや周辺の出来事に、「再建の神様」と呼ばれた早川種三の生い立ちや人生と業績、考え方が随所に挿入される構成。 経済的な危機に直面している人が多くいる現在に読むと励まされる話でした。私たちは、幾度も困難に直面しながらも、 それらを乗り越えてきたのだと。NetGalleyJP 2021/03/03

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