出版社内容情報
宇宙や銀河に関する最新の知見を、平易に、面白く、ユーモラスに語る大人のための天文学講座。生き方が変わる壮大な宇宙のはなし。
内容説明
138億年の宇宙の歴史から、銀河にまつわる最新の知見まで―。面白くてユニークな宇宙の仕組みを学ぶ本。さあ、ゆったりと宇宙の旅を楽しみましょう。
目次
星空の世界へ
星雲と銀河
どっしりと構える銀河
ユニークな銀河の暮らしぶり
宇宙は複雑なことが嫌いである
渦巻銀河に見る銀河の生き方
楕円銀河に見る銀河の生き方
銀河の食事
ステイホームが基本
銀河の結婚観と三密問題
銀河の世界にウイルス問題はあるのか
未知との遭遇を求めて不要不急の旅に出る
著者等紹介
谷口義明[タニグチヨシアキ]
1954年北海道名寄市で生まれる。北海道立旭川東高等学校卒業。東北大学理学部天文および地球物理学科第一卒業。東北大学大学院理学研究科天文学専攻単位取得の上退学。放送大学教養学部・教授。理学博士・天文学者。専門:銀河天文学、観測的宇宙論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
58
通信大学のセミナーで谷口先生の講義を拝聴して、その面白さに惹き込まれた。宮沢賢治をテーマにした天文学で、あっという間の90分。宇宙の在り様、過去・現在・未来が描かれていて、かつ、そのスケール感が半端ない。まさに、タイオルのとおり、小さなことにあくせく・・・がなくなる。そんな、悠久の時の流れに思いを馳せることも、心地よい。それに、谷口先生のユーモア溢れる文体も好きだ。夜空を見上げる時の視線が変わりそうだ。2022/02/14
オザマチ
10
星や銀河について、日常的な長さや時間の尺度と比べながら解説してくれる本。2025/03/18
ブック
9
ホーキング博士の「ビッグクエスチョン」を読んだ後で、宇宙に思いを馳せたいと読んだが、正直、私の感性では表紙に書いてあるほどの効果は持てず、少し残念だった。コロナ禍を経験中の我々への思いやりとして、銀河の特性を三密とか会食とか、今の我々に身近なものに例えてくれているが、むしろそんな例えより、宇宙の深淵さを式などは用いずに想像力だけで感じたいと個人的には思った。知的生命体と我々が出会える可能性について語った最終章はそのような趣きになっていたので、最終的な読後感は良かった。しかしあくまでも個人の感想です。2022/05/12
Kuma
5
天文学難しい。理解できないところ多々あり。校正ミス3〜4か所あった気がする。宇宙138億歳、太陽46億歳、太陽の寿命残り50億年。天の川銀河はアンドロメダ銀河と合体する。2022/04/09
ひろつそ
4
直径が10万光年の我らの銀河が100万光年サイズのハローで包まれているとは。しかも、そんな銀河が無数に存在。ほんと日常のことで悩むのがアホらしくなるほど、宇宙のサイズは広いなあ。2022/02/24
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- 和書
- 謹訳源氏物語 〈1〉