PHP新書<br> 脱GHQ史観の経済学―エコノミストはいまでもマッカーサーに支配されている

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脱GHQ史観の経済学―エコノミストはいまでもマッカーサーに支配されている

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569848433
  • NDC分類 333
  • Cコード C0230

出版社内容情報

GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による日本の「経済民主化」は、増税をはじめ今日まで続く緊縮財政策の起源の一つ、すなわち「経済弱体化」政策だった。GHQが掲げる緊縮主義に日本の緊縮主義者が相乗りし、経済や社会、文化をめぐる考え方にマイナスの影響を与えてきたのだ。「財閥解体や独占禁止法、過度経済力集中排除法の成立、さらには有力な経営者の追放が行われた。これらの政策は、競争メカニズムを形成するというよりも、戦争の原因になった大資本の解体による日本の経済力の弱体化が目的であった」(「第1章」より)。本書は国家を脆弱化、衰退化させる経済思想を、占領期のGHQと日本の経済学者の関係から再考察するもの。さらにアフター・コロナの「戦後」において、日米欧は中国共産党の独裁・統制主義の経済に対峙すべく、自由主義による経済再生に全力を尽くさなければならない。われわれが「100年に1度」の危機を乗り越えるための方向性を示す。

内容説明

GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による日本の「経済民主化」は、増税をはじめ今日まで続く緊縮財政策の起源の一つだった。GHQが掲げる緊縮主義に日本の緊縮主義者が相乗りし、経済や社会、文化をめぐる考え方にマイナスの影響を与えてきたのだ。本書は国家を脆弱化、衰退化させる経済思想を、占領期のGHQと日本の経済学者の関係から再考察する。さらにアフター・コロナの「戦後」において、日米欧は中国共産党の独裁・統制主義の経済に対峙すべく、自由主義の経済再生に全力を尽くさなければならない。「100年に1度」の危機を乗り越える方向性を示す。

目次

第1章 経済学はいまでもGHQが占領中(新型コロナ危機を戦時経済に例える;「戦後」は遠い ほか)
第2章 緊縮財政の呪縛(石橋湛山の「小国主義」;表裏一体のリフレ主義 ほか)
第3章 集団安全保障と憲法改正の経済学(マッカーサーたちのトンデモ防衛論;集団的自衛権とは何か ほか)
第4章 占領史観にただ乗りする中国と韓国(米国の影、中国の影;反民主的・反人権的な動きに「レッドカード」を ほか)
第5章 学術会議、あいちトリエンナーレに映るGHQの影(学術会議問題―政府からコントロールされるのは当たり前;「学界の民主化」政策の一環 ほか)

著者等紹介

田中秀臣[タナカヒデトミ]
上武大学ビジネス情報学部教授、経済学者。1961年生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。専門は日本経済思想史、日本経済論。『昭和恐慌の研究』(共著、東洋経済新報社)で第47回日経・経済図書文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ばたやん@かみがた

87
新聞等の経済記事を読んで、「思想が違う!」と呟かれた方はいませんか?コロナ禍に見舞われ、早1年半。IMFは積極的な財政、金融政策を先進国に呼び掛け、余裕のない途上国もサポートせよと迫ります。今年になって発足した米バイデン政権は、切ってのハト派とされるイエレン財務長官を中心に、200兆円と言う巨額の追加予算を発動、人々の生活支えるための経済刺激を怠りません。対して我が国は、2020年度中こそ3次に亘る補正予算で他の先進国に引けを取らぬ支出を実現したものの、今国会でも補正予算は組まれず、(1/7)2021/06/20

のれん

9
日本経済を縛るデフレ政策の源流はGHQによる緊縮財政にあるとする本書。 大国に跪く精神は日本思想の一面だとは思うが、GHQ政策を賛美する傾向があったのは確か。その経済政策が日本経済史としては足を引っ張っていたというのは中々に新鮮。金融緩和からの民間インフレを肯定する形は増税不況に怯える一人として心地良い答えだ。 しかし、そこから国防問題、人権思想問題などを矢継ぎ早に繋ぎ中華侵略の警告にまとまるのは残念だった。 もっと日本財政に関して、税金金融のデータをまとめた内容が欲しい。触りの部分は良かったので余計。2021/07/06

ashimotake

0
緊縮財政へと政策誘導する悪しき伝統が歴史的にGHQと左派によって日本に根深く根を張っていることがとても良くわかった。2021/11/08

中田有香

0
現在の話題になっているトピックを元に歴史を遡って考察されていた2021/05/07

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