米中“文明の衝突”崖っ淵に立つ日本の決断

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米中“文明の衝突”崖っ淵に立つ日本の決断

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  • サイズ B6判/ページ数 375p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569848204
  • NDC分類 302
  • Cコード C0030

出版社内容情報

いま世界を見渡せば、まさに天下大動乱である。アメリカと中国との衝突が全世界を揺さぶる。軍事や経済のパワーで世界第一の大国と第二の大国とが正面から対決しようとしている。

しかもその対決に、新型コロナウイルスのアメリカはじめ全世界での大感染という歴史的な異変がからみ、米中激突をさらにエスカレートさせた。その激突の巨大なうねりは、全世界の既成の秩序を根幹から変える地殻変動のようだ。

本書ではまずこの米中対立が引きおこす世界規模の大課題について、国際ジャーナリストの古森義久氏と門田隆将氏とが、アメリカの要人のメッセージを引きながら、多角的に意見を交わした。

そして本書の後半は、この地殻変動が日本をどう動かし、日本はどうすべきかのオピニオンになっている。アメリカと中国という二つの国が激突する。その谷間での日本の身の処し方には、国運がかかっている。

アメリカと中国のどちらに身を寄せるのか、という日本の課題は「等距離」とか「橋渡し」などという定型の外交パターンでは乗り切れない。いまこそ「親中派」の影響力を排除しなければ、国の「独立」が危うくなる。

すでに日本には中国の軍事脅威が迫っている。尖閣諸島を中国は軍事力を使ってでも奪取しようと、連日のように攻勢をかける。日本の主権や施政権を骨抜きにする中国の軍事攻勢が目前に迫っているのだ。

本書の最後では、菅首相はじめ、日本の中核をなす政治家、経済人に「対中戦略」において覚悟と決断を促している。健全な感覚を持った本書の読者の方にも、ぜひ一緒に声を上げて頂きたいと思うのである。

内容説明

日本は「内なる敵」の利益のために、世界から侮蔑される道を歩むのか。日本の政治家・経済人よ、自由vs独裁、どちらを選ぶのか。

目次

第1章 中国はコロナ禍で何を失ったのか
第2章 アメリカは中国を徹底的に叩く
第3章 国際社会は覇権中国と戦えるのか
第4章 日本は「親中派支配」から脱せられるのか
第5章 国家としての日本の覚醒と生き残り
終章 菅首相は覚悟を決めるとき

著者等紹介

古森義久[コモリヨシヒサ]
産経新聞ワシントン駐在客員特派員。麗澤大学特別教授。1941年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。米国ワシントン大学留学。毎日新聞社会部記者、サイゴン、ワシントン特派員、政治部編集委員を歴任。87年に産経新聞に移り、ロンドン、ワシントン支局長、初代中国総局長、ワシントン駐在編集特別委員兼論説委員を歴任。ベトナム報道でボーン・上田記念国際記者賞、「ライシャワー核持ち込み発言」報道で日本新聞協会賞、東西冷戦終結報道で日本記者クラブ賞、『ベトナム報道1300日』(講談社)で講談社ノンフィクション賞などを受賞。著書多数

門田隆将[カドタリュウショウ]
作家、ジャーナリスト。1958年高知県生まれ。中央大学法学部卒業後、新潮社に入社。『週刊新潮』編集部に配属、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。『この命、義に捧ぐ―台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社、後に角川文庫)で第19回山本七平賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ペンポン

2
この種の本を読んでも以前程感動を覚えなくなった。やっぱりそうか的な感じである。面白いと思ったのは、同じ現象を見ても、アメリカはストレートに動くが日本では色々なしがらみに絡まれて動きが遅い事と動きそのものも鋭さに欠けている。これから中国への反撃的書物が増えてくるだろう。楽しみだ。2021/06/06

Kazuo Ebihara

2
古森は産経新聞のロンドン、ワシントン支局長、 中国総局長などを歴任。 門田は、今、最も脂の乗っているジャーナリストの一人。 その二人が、米中経済戦争下における 日本の外交、経済、安全保障政策について とことん話し合っています。 コロナ禍にあって、本性を剥き出しにし始めた中国。 世界各国が気付き始めた中、日本の対応は。 ヤバいな。2021/01/24

Kolon

1
日本の一般的な認知からすれば彼ら2人の見方はまだまだ少数派だろう。 一昔前ならトンデモ本と呼ばれただろう。 しかし過去20年の中国の動きを鑑みると最早彼らの見方を否定する材料が見当たらない程だ。 先程少数派と書いたが、ネットワーク時代のお陰で以前に比べて彼らを理解出来る層は着実に増えている。 そう言う意味で、一般的な認知が彼らに追いついて来る時代が1日でも早い方事を望む次第だ。2021/05/03

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