出版社内容情報
「生きがい」とは何でしょうか? あなたには今、「生きがい」はありますか?
がん哲学外来の創始者である著者は、「生きる」土台を見うしない、うちひしがれていた、がん患者さんたちが、新たに土台を築きはじめる姿を、何度も目の当たりにしてきました。
著者が出会ったがん患者さんたちは、その人にしかできない使命・役割を、その人らしいやり方で見つけ出していったのです。
みなさんのなかにも、「生きがい」や「自分の使命」をさがし求めている人は少なくないでしょう。ただ、今日見つけよう、明日には見つけようと、肩に力がはいりすぎて、いまを楽しむことを忘れてしまってはいけません。それよりも、生きがいを見つける過程をも、楽しむ気がまえでいる、ということが理想的です。この本では、誰もが自分の生きがいを見つけだせるように、そうっとヒントを贈ります。
内容説明
「怒ってばかりいる人生」より「心おだやかな人生」がいい。がん哲学外来創始者がやさしく説く本。
目次
第1章 今日をどう生きるか(自分の不完ぺきさも、ゆるしてあげましょう;人は他人を変えられない ほか)
第2章 今日は今日の心配ごとだけでじゅうぶんです(悪口、イヤミは“ノミのひと刺し”にすぎません;そっと見守るだけでいいのです ほか)
第3章 「よろこび」のなかで生きる(悩むのは一日一時間だけにしましょう;不安や恐れにひっぱられるとき ほか)
第4章 あわてない、あわてない、大丈夫(人生いばら道、されど宴会;手ばなして、たいせつなものを得る ほか)
第5章 人と生きる、人として生きる(生きていくために必要なもの;自分の「いのち」より、たいせつなもの ほか)
著者等紹介
樋野興夫[ヒノオキオ]
医学博士。順天堂大学名誉教授。新渡戸稲造記念センター長。順天堂大学医学部(病理・腫瘍学)客員教授。一般社団法人がん哲学外来理事長。恵泉女学園理事。東京女子大学理事。1954年島根県生まれ。癌研究会癌研究所、米国アインシュタイン医科大学肝臓研究センター、米国フォックスチェイスがんセンターなどを経て現職。2002年癌研究会学術賞、2003年高松宮妃癌研究基金学術賞、2004年新渡戸・南原賞、2018年朝日がん大賞、長與又郎賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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