出版社内容情報
「光秀は斎藤道三の家臣だったのか?」「中国大返し 毛利が動かなった本当の理由」「存亡の時を迎えた家康と長篠に出現した信長の真意」「川中島合戦の実相と両雄の失策」「戦時中の日本と重なる武田氏と北条氏の苦しみ」「信長は室町幕府の継承者であった」……。
近年、新しい史料の発見や定説とされてきた解釈の見直しなどで、研究が大きく進展している戦国時代。歴史研究の最前線が明らかにした合戦の真相や武将たちの実像とは。豪華執筆者による選りすぐりの論考を掲載し、戦国史に新たな視点を提供する。
内容説明
光秀はいつから義昭の指示で動いていたのか?桶狭間、川中島、大坂の陣…男たちの熱きドラマ。不慣れな海戦でも活躍、島津はなぜ畏れられたのか。三好長慶、最上義光、里見一族…その実像に迫る。
目次
第1部 定説を揺るがす新説(新発見の密書が語る「足利義昭」推戴の事実;中国大返し―毛利が動かなかった本当の理由 ほか)
第2部 あの合戦の真相とは(義元上洛、田楽狭間の休息、迂回奇襲…―あの桶狭間は覆った;男たちはなぜ、長篠へ向かったのか―決断の背景 ほか)
第3部 あの武将と一族の実像に迫る(いつ、どこで生まれたのか、斎藤道三との関係は…―明智光秀の“謎の前半生”に迫る;信長に先駆けた男…―「日本の統治者」と呼ばれた三好長慶の実像 ほか)
第4部 戦国時代を動かした「異能の集団」(戦国以前にも存在した?軍配者とは何者?―…軍師の実像とは;諜報、火術、伏兵―戦の帰趨を決めた「異能の集団」 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
29
最近唱えられている話をまとめていますので、そうなんだと思いながら楽しめます。伊達政宗、長篠、武田と北条の滅亡の話は面白かったです。2023/01/05
かずさん
1
歴史も時代とともに塗り替えられて、変わっていく。これからも新事実がいろいろ出てくるんだろうなぁ。2020/09/09
パトリック
1
「歴史街道」掲載記事のアンソロジーのようなもの。な~んだ、というものから目を開かされるものもある。三好長慶はもっと評価せにゃいかんな。2020/03/30
ひよこ
0
各々専門分野有り2021/01/23