三兄弟の僕らは

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三兄弟の僕らは

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  • サイズ 46判/ページ数 235p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569846590
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

両親がいなくなったその日から、僕らは「普通」じゃなくなった――。家族の秘密に向き合いながら成長する兄弟達の絆を描いた感動作。

内容説明

平凡で幸せな家庭に育ちながらも、突然の交通事故で両親を一度に失ってしまった、稲野朗・昭・幸の三兄弟。そんな彼らを助けるべく、ほとんど面識がなかった母方の祖母が家にやってくる。その暮らしの中で兄弟たちは、祖母と母の不仲の理由や父の出生の秘密など、これまで知らなかった家族の裏側を少しずつ知っていくのだが…。中・高・大学生の三兄弟の成長と、家族の絆を描いた、感涙必至のハートフルストーリー。

著者等紹介

小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむpulp‐town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

188
栄枝おばあちゃんが好きだ。突然の事故で両親を喪った三兄弟が、今まで知らなかった母親の思いや父親のことと真っ直ぐに向かい合い暮していく・・小路作家の暖かい家族小説。えー!お父さん、それはどうなの?三兄弟良い子過ぎるでしょ!これは綺麗すぎるよね。と思いつつもこれが小路さんの真骨頂で、ラストにやっぱりホッとする自分がいる。2020/04/10

モルク

130
両親を突然の事故で亡くした三兄弟。亡き母と絶縁状態の北海道の祖母がやって来る。なぜ母と祖母は不仲だったのか。そして父も孤児として施設で育っていた。あたたかい家庭を望んだ父は希望通りの生活を送っていたはずが…とんでもない秘密があった。その秘密について三兄弟はいとも簡単にすんなり受け入れる。私がもし亡き母だったら…それは少し悲しい。母が事実を知っていたのかどうかはわからないが、例え知っていたとしても母の気持ちを思い、少しは憤りを感じて欲しかった。いい子達というのは十分伝わるが、そこにちょっと違和感がある。2021/04/08

藤枝梅安

118
稲野家の三兄弟。両親が旅行先で事故死し、札幌に住む母方の祖母、栄枝が横浜にやってきて三兄弟の面倒を見るようになった。祖母と母は、実の母子なのに仲が悪かったのだそうだ。三兄弟はその真相も知らされていない。真面目だけが取り柄の面白味があまりない父親の仕事内容も交友関係も知らないまま、三兄弟は両親が残した遺産を分割し、生活を少しずつ取り戻していく。父の同僚だったという川西という男性が訪れ、三兄弟の知らなかった父の生前の秘密を語る。三兄弟には腹違いの妹がいたのだった。両親の死を乗り越えていく三兄弟の清々しい物語。2020/08/31

みかん🍊

116
中高大学生の三兄弟が平凡に暮らしていたが、ある日突然事故で両親が亡くなってしまう、急遽駆けつけた母方の祖母と三兄弟だけで暮らすことになったが、母と祖母との確執や父の秘密など亡くなった後で明かされる事実、もう少し悩んで やさぐれてもいいのではとも思うがそこは小路さん、ハートフルで三人ともとてもいい子達、悪い奴は出てこない。2020/06/18

ゆみねこ

108
突然両親を事故で喪った三兄弟、朗・昭・幸。母方の祖母栄枝さんとの暮らしが始まり、今まで知らなかった両親の秘密が明かされて…。かなりの衝撃ではないかと思うけど、そこは小路作品、安定の読後感です。悪人が出てこないのが、この時期には嬉しい。2020/04/21

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