出版社内容情報
ツイッターで17万いいね!を獲得した子育て絵日記が大人気の著者初のストーリーマンガ。子育てに悩むすべての新米ママに贈ります。
内容説明
お母さんになっても皆が強くなれるわけじゃない悩みや不安を抱える新米ママ・パパに贈る育児マンガ。
目次
1 母、はじまる(第1日;第2日;第3日 ほか)
2 父、はじまる(娘の誕生;父親って…;番外編 じいじの思い出 ほか)
3 母になれて良かった(自分の言葉で書いておこう;『母がはじまった』ができるまで;母のモノローグ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mukimi
108
赤ちゃんを実際に産んで育てた人以外の「お母さん」っておままごとなんだな、どんなに頑張っても本当に理解してあげられないんだな、ということを知れてよかった。産婦人科医の私でさえも、産後のお母さんが辛そうでも、元気に赤ちゃんが産まれたんだからいいじゃん、てどこか他人事みたいに思っていたわけだし、世間の男性達に母の辛さを理解してもらおうなんて難しいのかもしれない。だからこそ、これくらいやってよ…と思っててもいいよ私がやるよーと言ってしまう偽善妻な私ははっきり夫に要求できる様になっていかねばならない。2023/11/19
Tui
28
これから父親になる予定の男性、父親になりたい男性にとって、必読のコミックエッセイといえます。あなたの愛する女性が出産からの数日間、数ヶ月間、どれだけ心身の苦難を経て母親になってゆくか、そのとき男としてどう側に寄り添い共にあるべきかが描かれています。そして、母親になる予定の女性へ。一人で子育てを抱えたくないなら、パートナーへ言葉でいろいろ伝えるより、この本を読んでもらった方が説得力があるかもしれません。今なら、まだ間に合います。30分、長くても1時間あれば読める本です。2020/04/12
双海(ふたみ)
11
お母さんになったからといって、誰もが強くなれるわけじゃないと著者は言う。出産直後の入院生活は待望の赤ちゃんが生まれて幸せいっぱいと思いきや、思うような母親になれず、理想と現実のギャップに打ちのめされ、涙することも多かったと。自分の赤ちゃんを可愛いと思えない。赤ちゃんから離れるとホッとする。夜、赤ちゃんと2人きりで過ごすことが怖い。「母親なんだから」という言葉の破壊力。激痛に泣きながらの授乳。実母や看護師さんへの劣等感。いろいろな感情がいろいろな場面で出てくる。読んでよかった。2023/06/04
織川 希
7
★★★★☆ 新米ママのリアル漫画。本書は出産当日、まさに母となったばかりの主人公が初めての育児に苦戦しながら、少しずつ母として成長していく物語。産後は目の小さくてふにゃふにゃな赤ちゃんを育てていくことへの不安が大きくて、自分の赤ちゃんを心から可愛いと思う余裕がなかった主人公。それでも泣きながら日々を送るうち、少しずつ赤ちゃんを可愛いと思えるようになり、母親らしくなっていった。子育て経験のある人にとっては心温まるお話であり、これからの人には「最初から上手くできなくても大丈夫だよ。」と語りかけてくれる1冊。2023/07/17
らむこ
3
出産していきなりお母さんになれるわけではない。孤独や不安との闘いでもある。2023/07/21