出版社内容情報
ビジネス、教育、家族……同じ人間として、参考になる知見が満載。他のメディアでは決して描かれないパラアスリートの素顔と本音を探る本格ノンフィクション。
内容説明
2020東京パラリンピック―「人生の岐路」に立つ選手9人の葛藤と覚悟に迫るノンフィクション。
目次
11歳の右腕へ
プロフェッショナル
ローポインター
理由のないルールって嫌い
ジレンマを生きる
チーム道下
トリガー
風を切る
レガシー
インタビュー マセソン美季(IPC教育委員)―パラリンピックはアイデアの宝庫
著者等紹介
山田清機[ヤマダセイキ]
1963年、富山県生まれ。1987年、早稲田大学政治経済学部卒業。鉄鋼メーカー、出版社勤務を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Our Homeisland
21
いろいろな競技がフィーチャーされていて読み応えがある本でした。良い本なので、お勧めできます。この本を書くのには取材が大変だったろうな、と思いました。(著者は高校の同期です。)他にも「寿町」など興味深い題材にフォーカスする著者ですが、本作は特に、タイムリーで良い着眼点であったと思います。私自身も不思議に思っていたり知らなかったりしたことも次々と明らかにされました。東京パラで注目が高まった昨年、「位置づけと、どう接したら良いのか微妙で複雑だよなぁ」と考えました。著者のアプローチもそのような視点かだと思います。2022/02/27
りえぞう
2
◎、一口にパラスポーツといっても、とにかく千差万別ということが良くわかる。障害の程度にあわせたランクにエントリーするものや、逆にプレイヤーの程度を強制的に揃えてしまうもの。そしてパラを取り巻く健常者の世界と、そこにある問題、溝。筆者が良くも悪くもかなり普通の感性を持っているのが効いている。2020/08/27
Yuka
2
9人の現役パラアスリートをとりあげたノンフィクション。 どの選手も知ってる私にとっては、この本が初読の人にどう捉えられるのかはよくわからないけれど、短い文章の中でもパラアスリートの日常や考え方に寄り添うものだったと思う。 最後のマセソン美季さんのインタビューは、多くの人に読んでもらいたいなぁ。2019/12/22
ちゃんこ
0
障害から立ち直る、的な美談という観点からではなく、アスリートとしてしっかりと選手を捉えている。もっと、このような視点でパラスポーツを見られる人が増えるといい。2024/01/10
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