日本のおいしいみかんの秘密―農業の六次産業化による奇跡の復活

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日本のおいしいみかんの秘密―農業の六次産業化による奇跡の復活

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  • サイズ 46判/ページ数 198p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569845357
  • NDC分類 625.3
  • Cコード C0034

出版社内容情報

「こんなすごい美味しいみかんジュースを飲んだのは初めて!」超一流ホテル料理長など多くの食通のプロから絶賛されるみかんの秘密。

内容説明

クレームが品質を育てる。あえて手間のかかる搾り方を選ぶ。場所を変えただけで売れ行き八倍。自分たちで作って、自分たちで売るから成功する。形を変えても、みかんのおいしさは変えない。新卒社員が続々と入社。ムダなものが価値を生む!お金になる!…農業はもっと魅力的にできる!食通のプロが絶賛するみかんの秘密をあますところなく描いた感動秘話。

目次

第1章 にっぽんの「おいしいみかん」はいかがですか?
第2章 あるとき、みかんの危機がやってきた
第3章 みかんたちに「付加価値」という光を!
第4章 農家がぶつかる最大の難関
第5章 みかんだってスマートになりたい
第6章 持ち味を生かせば、みかんも人もおいしくなる
第7章 みかんで世界を幸せに
第8章 夢を描ける農業へ

著者等紹介

秋竹新吾[アキタケシンゴ]
1944年和歌山県有田市に生まれる。1963年和歌山県立吉備高等学校柑橘園芸科卒業。1963年秋竹みかん農園に就農、東共同撰果場組合生産部入部。1979年早和共同撰果場組合設立。2000年有限会社早和果樹園を設立して、代表取締役就任。2004年「農林水産省経営局長賞」「近畿農政局長賞」受賞。2014年6次産業化優良事例で、農林水産大臣賞を受賞。2015年(株)早和なでしこを設立して、代表取締役就任。内閣官房・農林水産省「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」を首相官邸で受賞「紫白綬有功章」受章。2017年代表取締役会長に就任。「旭日単光章」受章。2019年「ディスカバー農山漁村(むら)の宝サミット・大賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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いちろく

24
美味しいみかんについて書かれている本、と思っていたら違った。著者の自叙伝とも受け取れる、とあるみかん農家の歴史と六次産業化への内容。既視感があると思ったら、NHKのサラメシでも取り上げられた企業でした。果物は昔は高価だったと聞いていたけれど、普通のみかん10キロで当時の大学生のバイト一日分相当の価値があったとは驚く。そこからのみかん価格暴落、二次産業、三次産業化への取り組みの流れは読み応えがあった。特に、成功譚よりも失敗談が多く、反省談や改善談は業界を問わないな、と。2020/07/07

Lagavulin

3
いい話。日本中いい素材はたくさんありそう。活かすのが大変。2023/05/25

ぱんぷきん

1
冒頭で書かれている通り六次産業化に成功した数少ない成功例の一つ。元々有田みかんが優れていたという前提はあるものの、リスク分散のためのハウス栽培に始まり、みかんジュースの製造、陳皮の製造販売とその時々で不安定な農業経営を安定させるための判断をしてきたことと、みかんの良さを余すことなく伝えようとする著者たちの心意気が伝わってくる。55歳の社長就任は高齢だが、他者のアドバイスに反発することなく素直に受け入れて試行錯誤を繰り返したことが成功の要因だと思う。これからの農業を考えるうえでも参考になる1冊ではないか。2023/10/07

みかん

1
6次産業化の見本のような本。2021/08/08

おふみ

1
最近6次産業化がブームとなっているが、なんの目的もなしに6次産業化するのはあまり意味がないのだな、と感じさせる本だった。また、農家が作ったものを自分で売るのはマーケティングも勉強する必要があり、家族経営で6次産業化するのは時間がなくて難しいのではないかと感じた。私もこの美味しいみかんジュースを1回飲んでみたいです。2020/12/28

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