出版社内容情報
老化予防の秘訣は「のど」にある。誤飲や肺炎を防ぎ、仲間と楽しいおしゃべり……。一生元気で過ごすための、楽しい「のど」の鍛え方。
内容説明
「フレイル」とは、日本語にすると「衰え、弱まり」という意味で、「要介護状態にならないようにしましょう」と厚生労働省が高齢者への注意喚起を目的として取り上げている新しい言葉です。それを予防するために大切なのは「のど」を鍛えること。本書では、加齢による「のど」や口の周り、呼吸などに関わる筋肉の運動性や操作性の衰えを防ぐ方法、誤嚥性肺炎の原因のひとつといわれる声帯萎縮の予防と嚥下運動の衰えを防ぐための「のどの体操」を紹介しています。
目次
第1章 「のど」のフレイル(「のど」のアンチエイジングは後回し?;ゴックン・ロコモと声帯サルコ ほか)
第2章 「裏声」と「のどピコ」があなたを救う(裏声発声は地声発声より運動量が多い;声帯を鍛えるとこんな効果が… ほか)
第3章 のどピコ体操“音読ドリル”(2種類の声と早口言葉で鍛える;裏声と早口言葉で鼻腔を閉じる力を鍛える ほか)
第4章 のどピコ体操“音育ドリル”(舌打ちや舌鼓の三々七拍子と三本締めで、舌を鍛える;巻き舌、リップロールで、舌と唇と腹筋を鍛える ほか)
著者等紹介
高牧康[タカマキヤスシ]
特定非営利活動法人東京ベルズ理事長。コーラスの名門、岐阜県立長良高等学校で薫陶を受け、国立音楽大学声楽学科卒業後、信州大学教育学部音楽科にて音声生理、発声指導法を研究。それをもとにオンチ矯正、吃音矯正、プレゼンテーション発声技法などのメソッドを開発。また、のどの老化による誤嚥性肺炎及び老嚥予防のための「のどピコ体操」を開発。2016年、啓発を目的とした特定非営利活動法人東京ベルズを設立、理事長に就任した。現在、音楽コンクールの審査員をはじめ自治体や大学などで講演、講義、演奏、執筆など、幅広く活動をおこなっている。教育音楽学会理事、日本声楽発声学会、日本サルコペニア・フレイル学会、各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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