PHP新書<br> 未完の資本主義―テクノロジーが変える経済の形と未来

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未完の資本主義―テクノロジーが変える経済の形と未来

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  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569843728
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C0230

出版社内容情報

経済学者シュンペーターは「資本主義の欠点は自ら批判されたいと願っている点だ」と述べた。

批判すらも飲み込み自己変容を遂げていく「未完」の資本主義。とりわけ近年は、テクノロジーの劇的発展により、経済の形が変わり、様々な矛盾が噴出している。



本書は、

●テクノロジーは資本主義をどう変えるか

●我々は資本主義をどう『修正』するべきか



について、国際ジャーナリスト・大野和基氏が、世界の「知の巨人」七人に訊ねた論考集である。

経済学、歴史学、人類学……多彩な視座から未来を見通し、善き資本主義を考える、知的興奮に満ちた1冊。



◆ポール・クルーグマン(ノーベル賞経済学者)

――我々は大きな分岐点の前に立っている



◆トーマス・フリードマン(『フラット化する世界』著者・NYタイムズコラムニスト)

――「雇用の完新世」が終わり「人新世」がはじまる



◆デヴィッド・グレーバー(文化人類学者・ウォール街占拠運動の理論的指導者)

――職業の半分がなくなり、「どうでもいい仕事」が急増する



◆トーマス・セドラチェク(『善と悪の経済学』著者・チェコ共和国経済学者)

――成長を追い求める経済学が世界を破壊する



◆タイラー・コーエン(ジョージメイソン大学教授・経済学者)

――テクノロジーは働く人の格差をますます広げていく



◆ルトガー・ブレグマン(ジャーナリスト・歴史家)

――ベーシックインカムと1日3時間労働が社会を救う



◆V・M=ショーンベルガ―(オックスフォード大学教授・ビッグデータの第一人者)

――「データ資本主義」が激変させる未来

内容説明

経済学者シュンペーターは「資本主義の欠点は自ら批判されたいと願っている点だ」と述べた。批判すらも飲み込み自己変容を遂げていく「未完」の資本主義。とりわけ近年は、テクノロジーの劇的発展により、経済の形が変わり、様々な矛盾が噴出している。本書は、「テクノロジーは資本主義をどう変えるか」「我々は資本主義をどう『修正』するべきか」について、国際ジャーナリスト・大野和基氏が、世界の「知の巨人」7人に訊ねた論考集である。経済学、歴史学、人類学…多彩な視座から未来を見通し、「未完」のその先の姿を考える、知的興奮に満ちた1冊。

目次

プロローグ―「未完」のその先を求めて
1 我々は大きな分岐点の前に立っている(ポール・クルーグマン)
2 「雇用の完新世」が終わり「人新世」がはじまる(トーマス・フリードマン)
3 職業の半分がなくなり、「どうでもいい仕事」が急増する(デヴィッド・グレーバー)
4 成長を追い求める経済学が世界を破壊する(トーマス・セドラチェク)
5 テクノロジーは働く人の格差をますます広げていく(タイラー・コーエン)
6 ベーシックインカムと一日三時間労働が社会を救う(ルトガー・ブレグマン)
7 「データ資本主義」が激変させる未来(ビクター・マイヤー=ショーンベルガー)
エピローグ―加速する世界の中で

著者等紹介

大野和基[オオノカズモト]
1955年、兵庫県生まれ。大阪府立北野高校、東京外国語大学英米学科卒業。79~97年渡米。コーネル大学で化学、ニューヨーク医科大学で基礎医学を学ぶ。その後、現地でジャーナリストとしての活動を開始、国際情勢の裏側、医療問題から経済まで幅広い分野の取材・執筆を行う。97年に帰国後も取材のため、頻繁に渡航。アメリカの最新事情に精通している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

172
いろいろ参考になったが、もう少しそれぞれ深堀してほしかった。著名経済学者たちに同じ質問をして資本主義とはなにか、掘り下げた。テクノロジーは人類を幸せにする、はだいたい共通。日本の経済衰退は人口減少が原因。ベーシックインカムは賛否両論分かれてしまった。質問同士の関連が良く判らず、どういうスタンスで取材したのか良く判らなかった。資本主義というのは刻々と変化し続ける途上にあり、一つの形態にとどまってはいなかった。2021/04/10

absinthe

98
【再読】フリードマンの『フラット化する…』やグレーバーの『万物の黎明』を読んで、再読して見たくなった。資本主義の将来を知識人が語る。資本主義は長い間に形を変えつつあり、特定の形態を差すわけではない。スマホのように均質化しすぎたサービスでは、貧乏人とビルゲイツの間にも差がなくなっている。『万物の…』を読んでる間にも思っていたが、グレーバーってかなり極端なアナーキストだったのね…。 2024/06/21

kubottar

23
識者たちの色々な資本主義論。私としてはBullshit Jobs(どうでもいい仕事)が増えすぎたという話が好き。資本主義は大きくなればなるほど、難しい役職(これがBullshit)が増えて、いらない仕事が増えていく。しかし、これはもうどうしようもない。なぜなら複雑化させていくことが資本主義の成長だから。2019/12/24

tetsu

20
★4 ノーベル賞経済学者、ジャーナリスト、大学教授など7人が、資本主義をキーワードに未来を考察する。 テクノロジーのすさまじい発展が、労働のあり方や経済の仕組みを大きく変えつつある。 未来は一つなのに7人7様の未来予想を比較できるのは知的興奮を掻き立てる。2019/12/30

おおた

17
7人のインタビューを新書1冊に収めているのだから込み入った話はない。その分、難しいはずの理論が分かりやすく語られているので、漠然とした未来への一歩目として適している。中国やロシアの経済が順調で、EUや日本が低成長に落ち込んでいるので資本主義は批判されがちというところからスタート。しかし資本主義はこれからということで、経済よりも社会の改善を主眼にすることが我々の目指すべき目標とする。理想論を理想で終わらせるのではなく、実現可能な前提で考えていける時代になっているのだ。2020/03/06

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