「名経営者」はどこで間違ったのか―ゴーンと日産、20年の光と影

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「名経営者」はどこで間違ったのか―ゴーンと日産、20年の光と影

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569843551
  • NDC分類 537.067
  • Cコード C0034

出版社内容情報

「カルロス・ゴーンの日産」が生み出した光と影を、元日産、外資系トップ、MBA教授という異色の肩書きを持つ著者が解き明かす。

目次

はじめに―光の5年間と、影の15年間
名門の凋落―「両横綱」日産はなぜ、経営危機に陥ったのか
ゴーン氏登場の遠因となった「4つの大失敗」―無謀だった「大プロジェクト」
「金の卵」を手に入れたルノー―日産はなぜ“格安”で買収されたのか
大成功の5年間―日産リバイバルプランはどれほどの成功を収めたのか
ゴーン改革はなぜ成功したのか―4つの要因
なぜゴーン氏は、日産を短期間で変えることができたのか―「WHY」から考えることの意義
ゴーン改革に内包された「構造的な欠点」―2005年から始まっていた「衰退の兆候」とは
日産を苦しめた「拙速かつ近視眼的な施策」―ゴーン氏の「失敗の本質」はどこにあったのか
「ゴーン後」の日産が採るべき道とは?
「同じ過ち」を繰り返さないために―日産とゴーンの20年が教えてくれること
おわりに―日本の現場力を再び輝かせるために

著者等紹介

法木秀雄[ホウギヒデオ]
早稲田大学大学院商学研究科元教授。(公財)日本英語検定協会理事。八木書店ホールディングス取締役。1945年生まれ。一橋大学卒。スタンフォード大学経営大学院卒。日産自動車にて北米副社長まで務めた後、1992年退社、BMWジャパン常務、クライスラージャパンの代表取締役社長を歴任。その後、早稲田大学ビジネススクール教授に就任、シンガポールに早稲田‐NTUと合弁ダブルディグリーMBAプログラムを創設。サンデンホールディングスなど複数の企業の取締役を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

53
ものすごく冷静に読みました。日産ファンとして、日産OB氏の意見を。そしてこんな状況でもゴーン氏の一定の評価をしている者として。05年にターニングポイントはあったという。それはルノーCEOを兼務した時。王になってしまったのであろう。そして、法木氏が言うとおり、日産の潜在能力やストックを使い切ることには長けていたが、日産の潜在能力を高めるビジョンや知見が欠落していたのだろう。日産の祖 鮎川氏にも氏は触れるが、兎に角名経営者の不在がこの日本初の自動車を製造した企業には常に抜け落ちているのである。2019/10/27

スプリント

9
2019年12月31日、ゴーン氏はレバノンへ密出国した模様。 評判の高い弁護士を多数雇っても裁判で勝てる見込みがないと判断したのでしょうか。 その判断がどのような結末にたどり着くのか。2019/12/31

chuji

2
久喜市立中央図書館の本。2019年11月初版。書き下ろし。カリスマ経営者が逮捕されて早一年❗2019/11/23

Misappropriation

2
印象に残った内容。 植民地統治。 欧米の大学は伝統的に、アフリカやアジアの植民地を巧みに統治する人材を輩出する事が大きな使命。そのため、策略や交渉術に極めて長けている。 買収価格交渉〜買収後の計画〜プランの実行方法〜V字回復後のメディアでの演出まで、全て計画をたてる。2019/11/22

S

1
ゴーン氏の劇的なV字回復はその実績のみならず、演出の仕方にまで思惑があったと考えると、その用意周到さには驚かされる。最後は結局カネという落ちは、想定内だが、虚しくなった。2021/07/10

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