出版社内容情報
「そんなわけないよ」と子どもを否定する親、「親に口答えするな」と完全支配したがる親……親の攻撃の理由、影響、対処法を解説。
内容説明
自分の思い通りに支配しようとする、子どもの気持ちよりも世間体や見栄を優先しようとする、子どもを罵倒する、必要なものを与えない、子どもの領域を平気で侵害しようとする、兄弟姉妹で格差をつける、しつけと称して暴力をふるう…。なぜ我が子にそんな仕打ちができるのか。そこには我が子に投資しているという意識や「攻撃者との同一視」という心理メカニズムなどの様々な原因が窺える。攻撃的な親から身を守るために、そしてあなた自身がこんな親にならないために。精神科医が自身の経験も語りながら解説。
目次
第1章 あなたのまわりにもいる子どもを攻撃する親(子どもを支配しようとする親;ルールをつくって従わせようとする親 ほか)
第2章 なぜ子どもを攻撃するのか(支配欲求;支配欲求を強める「子どもに投資している」という意識 ほか)
第3章 攻撃的な親が子どもに与える影響(低い自己肯定感;過剰な献身 ほか)
第4章 処方箋―無理に許さなくてもいい(親を変えるのはほとんど不可能;ひどい親だということに気づくべき ほか)
第5章 子どもを殺す親(元事務次官の子殺し;暴君化する子どもの典型 ほか)
著者等紹介
片田珠美[カタダタマミ]
広島県生まれ。精神科医。大阪大学医学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。人間・環境学博士(京都大学)。パリ第八大学でラカン派の精神分析を学び、DEA(専門研究課程修了証書)取得。精神科医として臨床に携わり、その経験にもとづいて、犯罪心理や心の病の構造を分析。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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