内容説明
通りごとに洛中の名所・名店を紹介する、「通り歩きを愉しむためのガイド」。京都の真ん中「へそ石」のありか。京都人が愛する朝のパン。あの世とこの世の境・カレーラーメン…京都人だけが知る名店・名所188(東西編)。
目次
第1部 丸太町通から御池通まで―丸・竹・夷・二・押・御池(岡崎から京都御苑へ;大極殿の跡から嵯峨へ ほか)
第2部 姉小路通から錦小路通まで―姉・三・六角・蛸・錦(幕末・志士たちの残り香;京のカトリック教会 ほか)
第3部 四条通から五条通まで―四・綾・仏・高・松・万・五条(四条通の美味しいお店;目疾地蔵 ほか)
番外編・正面通(京の大仏さま;豊国神社 ほか)
著者等紹介
柏井壽[カシワイヒサシ]
1952年、京都市生まれ。1976年、大阪歯科大学卒業。京都市北区にて歯科医院を開業。京都関連、食関連、旅関連のエッセイを執筆。小学館主催の「日本おいしい小説大賞」の選考委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
58
丸竹夷二押御池姉三六角蛸錦…京都に住んでいたら一度は耳にしたことのあるだろう数え歌。本書はその通りにある名刹名店を紹介した一冊。ただし五条まで。自分が京都住んでいた自分は河原町に駸々堂、丸善、四条にジュンク堂と大型書店が多かった為、週一二回は通いそのついでにこれらの通りを通ったことが多かったので、読みながらその風景を懐かしく思い出す。ただ距離が長いせいか、いつもの著者の京都案内に比べるとちょっと内容が薄く感じるような気も。五条以南も読んでみたいものだが、やはり京都中心部に比べると観るもの少ないしなあ。2019/05/02
シナモン
21
購入本。京都生まれ京都在住の歯科医柏井壽さんの京都街歩き案内本。京都を東西にはしる「通り」を北から順番に寺社などの名所、味の名店とともに紹介している。あまり知られていない寺社やそれに纏わるエピソード、柏井さんご贔屓の喫茶店、食堂などの情報がありがたい。以前にらくたび文庫の「三条通ウォーク」をお供に三条通りを東から歩いたことを思い出した。今度はこの本を持っていろんな通りを歩いてみたい。「あ~これが!」「へぇ~ここがねぇ!」ときっと楽しい街歩きになるだろう。2019/05/07
そうたそ
15
★★★☆☆ 京都には通りで覚えろとはよく言われるものであるが、なかなかそうもいかないのが事実。京都を巡るとなれば、どうしてもあの寺社に行きたいとかこの飲食店に行きたいとか、場所でプランを考えてしまう。でもこうして通りを歩くというプランでゆったりと京都を巡れば、優雅な京都歩きが楽しめる気がする。京都を歩く際にはポケットに入れておきたい。2020/11/19
のじ
5
移動に半日もかかるけれど京都に年1回は旅行に行くようにしています。そんな京都好きなのに「京都人はハモとか食って喜んでいやがって」などと言って申し訳ないです。かくれておいしいおうろんとか召し上がってらしたのですね。神社仏閣好きゆえ京都に行っている者としてはちょっと物足りない内容でしたが、地元の人の感覚っていうのが伝わって来た気がしました。私のような者でも先斗町に家族経営みたいな小ぢんまりしたお店がいくつもあって、道端に占いの人がいたような時代を懐かしく思います。変化を憂えるのは地元の方なら一入かと思います。2019/10/02
裏鬼門
2
端から端まで、寺町通・四条通済。さて、次回は・・2021/07/05