出版社内容情報
日本史の常識が覆っている。渡来人の影響は、実はわずかだったのだ! 天皇周辺から日本文化まで色濃く残る基層から、歴史の真相に迫る。
関 裕二[セキ ユウジ]
著・文・その他
内容説明
ようやく、日本人が日本の歴史に目覚めつつある。考古学の画期的な発見や、DNA分析の進歩によって、これまでの常識が大きく覆っているのだ。これまで、縄文の文化は、渡来人の文化によって一掃されたと考えられてきた。だが、それは大きな誤りだった。遺伝的に日本の縄文人たちは特異な特徴を持っていたこともわかりつつある。しかも、縄文人の暮らしは決して原始的ではなかった。現代日本に通じる信仰と習俗と生活が、すでに完成されていたのである。さらにいえば、天皇のあり方も濃厚に縄文的特徴を帯びている…。日本人の正体と日本文明の謎に迫る驚愕と発見の書。
目次
第1章 縄文時代が教科書から消える?(一度、教科書から消えた縄文時代;縄文時代とはどういう時代か ほか)
第2章 日本人はどこから来たのか(一万年という民族の揺籃期;日本人はどこからやってきたのか ほか)
第3章 縄文と弥生の境界線(縄文人が水田稲作をはじめていた証拠;最初から稲作一辺倒だったわけではない ほか)
第4章 ヤマト建国と縄文人(なにもなかった場所に巨大人工都市が出現;ヤマト建国に九州はからんでいない ほか)
終章 縄文回帰の日本史(平和な時代に戻りたいと願った日本人;傲慢な一神教 ほか)
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。文献史学・考古学・民俗学など、学問の枠にとらわれない広い視野から日本古代史、そして日本史全般にわたる研究・執筆活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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