PHP新書<br> 素敵なご臨終―後悔しない、大切な人の送りかた

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素敵なご臨終―後悔しない、大切な人の送りかた

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569841328
  • NDC分類 498.04
  • Cコード C0247

出版社内容情報

大切な人の余命を前にしたとき、家族や周りができることとは。心のケアから、実際の痛みを知る方法まで、緩和ケアの第一人者が解説。

廣橋 猛[ヒロハシ タケシ]
著・文・その他

内容説明

大切な人が余命を告げられたとき、周りは何ができるのか。在宅医療と病棟での緩和ケアに携わる医師である著者は「家族や友人だからこそ、できるケアがある」と説く。本書では「身体が痛むときは家事をさせた方が良い」「息苦しいときはうちわで扇いであげる」といった具体的なケアに始まり、死に向かって起こる体や心の変化、最期を迎える場所をどう決めるかなどを専門家の立場から解説。死ぬことは苦しいことばかりではない。病を得た本人も家族も納得し、笑顔で送り出せる「素敵なご臨終」を迎えるために、知っておきたいことをやさしく紹介する。

目次

第1章 大切な人がつらいときにあなたがしてあげられること(「安静」の誤解;モルヒネの誤解 ほか)
第2章 大切な人は何をつらいと感じているのか(身体的なつらさについて知る―痛みだけでない、多様な身体症状;精神的なつらさについて知る―当たり前のつらさから、病的なうつ病まで ほか)
第3章 病によって最期の過ごし方は違う―後悔しないために、四つの死に方を知っておく(終末期の過ごし方を決めるために;がん患者の場合 ほか)
第4章 最期を迎える数週間前から数日前の変化を知っておく(最期を迎える数週間前から起きる八つの変化;最期を迎える数日前から起きる八つの変化)
第5章 大切な人を楽にする緩和ケア11の技術(痛み止めは時間を決めて、弱いものから順に―WHOが定めたがんの痛みを取るための決まり事;痛み止めは痛くなる前に予防で使う―痛みを緩和するのは、日常生活で困らないようにするため ほか)

著者等紹介

廣橋猛[ヒロハシタケシ]
永寿総合病院がん診療支援・緩和ケアセンター長、緩和ケア病棟長。2005年、東海大学医学部卒。三井記念病院内科などで研修後、09年、緩和ケア医を志し、亀田総合病院疼痛・緩和ケア科、三井記念病院緩和ケア科に勤務。14年から現職。病院での勤務の傍ら、浅草にある野中医院にて在宅医療にも携わる。病棟、在宅と二つの場で切れ目なく緩和医療を実践する「二刀流」緩和ケア医として、これまで3000人以上の患者の死に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シンシア

26
わかりきった内容でした。Kindle。2019/08/22

G-dark

18
会って、声をかけて、体をゆっくりさすってあげるだけでも苦痛が和らぐ。痛み止めの飲み方を医師と相談して、思い出の地へ連れて行ってあげる。「もっと頑張って食べて!」などと励ますとかえって辛いので、「頑張って食べているね」と労い、量より質と考えて、美味しい食事をあげる。どのような治療を受け、どこで過ごすか、延命処置を希望するか、といった「死に方」について事前に話し合い、納得出来る形で最期まで過ごせるようにする。といった記述が参考になりました。わたしもわたしにやれることをやりたいです。2019/11/17

ゆうゆう

14
がんという病気であっても、人間という生き物が、衰えて命が終わることにはかわりない。悔いのないように生きて、上手に死にたいとつくづく思う。家族の協力はあまり期待してないので、最期の3週間は緩和ケア病棟でお世話になりたいと思うが、実在は、痛み次第かなぁ。ベストな選択ができるよう、意思は書き残して時折アップデートしておくべき何だろうなぁ。2019/03/21

日向夏

13
すごくわかりやすく、優しい本だった。人が死を迎えるときに、どんな苦しみがあり、どんな経過をたどるのか。それに対して家族は、医療は何ができるのか。緩和ケア医として多くの方を見送ってきた著者の思いと経験が蓄積された本。誰もがいずれ受け入れなければならない死。肯定的に考えられるようにしたい。2019/07/02

Incisor

8
緩和ケア医の著者が、経験した看取りを通して、臨終にいたるまでの心身の変化の解説が、わかりやすく、やさしく、率直に伝わってくる。そのプロセスは、余命告知からのものではなく、この本を読んでいる今、現在から始まっていて、今すぐ、自分にできること、取り組めることがあると、あたたかく背中をおしてくれる作者のまなざしがありがたい。2018/11/22

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