出版社内容情報
徴用工判決の衝撃に日本企業が揺れている。最高裁判所にあたる韓国大法院が朝鮮半島出身労働者への賠償を命じる不可解な判決を下し、多くの人びとを驚かせた。また、日韓両政府が合意した「最終的かつ不可逆的な」解決策を無視するかたちで、慰安婦財団の解散が発表された。国家間の合意などなかったがごとく、徴用工問題や慰安婦問題が蒸し返されるのはなぜなのか。答えの一つは、隣国で日本人の想像を超えた政変が起きている、ということだ。南北首脳会談以降、北朝鮮に対する韓国の武装解除が進み、スパイを取り締まる国家情報院が改変・解体されて「親北反米」の自殺行為が進みつつある。すべては主体思想派(チュサパ)の従北路線にのっとった政治的動きであり、文在寅氏はじめ社会主義者の思想に基づく革命である。日韓外交の漂流に終わりは来るのか。独裁者・金正恩率いる北朝鮮との南北統一は本当に実現するのか。両国を代表する論客による緊急対話の書。
櫻井 よしこ[サクライ ヨシコ]
著・文・その他
洪 ヒョン[ホン ヒョン]
著・文・その他
内容説明
隣りの韓国でいま、日本人の想像を超えた政変が起きている。韓国大法院(最高裁)による朝鮮半島出身労働者への戦時賠償問題の不当判決に始まり、国際観艦式で海上自衛隊の旭日旗掲揚を拒否するとともに秀吉軍を破った李舜臣の旗(抗日旗)を掲げ、日韓両政府が合意した慰安婦問題の「最終的かつ不可逆な」解決策を蒸し返す。さらに、独裁者・金正恩との「野合」による朝鮮半島の赤化統一も視野に入る。韓国でいま何が起きているのか。五十年余の日韓両国の外交基盤を突き崩す非常事態を前に、日韓の保守派は何をすべきか。両国を代表する論客の緊急対話。
目次
第1章 文在寅政権の異常事態
第2章 過去しか見ない人たち
第3章 武装解除される韓国
第4章 国家情報院の改変と解体
第5章 原始に退行する韓国経済
第6章 朴槿惠「魔女狩り」の真相
第7章 日韓の保守派は何をすべきか
著者等紹介
櫻井よしこ[サクライヨシコ]
ジャーナリスト・国家基本問題研究所理事長。ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。『クリスチャン・サイエンス・モニター』紙東京支局員、アジア新聞財団『DEPTH NEWS』記者、同東京支局長、日本テレビ・キャスターを経て現職
洪〓[ホンヒョン]
『統一日報』主幹。1948年生まれ。韓国陸軍士官学校を卒業し、歩兵将校として野戦部隊の小隊長などを経て国防部に勤務する。外務部へ転職後、駐日韓国大使館で参事官と公使を務める。退官後、早稲田大学客員研究員と桜美林大学客員教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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