メンタル医療革命―社会が変わり、病気も変わり、病院も変わる

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メンタル医療革命―社会が変わり、病気も変わり、病院も変わる

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569840185
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0030

出版社内容情報

精神科病院を全廃したイタリアの医師 フランコ・バザーリアの日本版。日本にメンタル医療革命を起こす!

榎本 稔[エノモト ミノル]
著・文・その他

内容説明

新型うつ、アルコール依存症、薬物依存症、ギャンブル依存症、万引き依存症、性依存症、ネット依存症などが急増する精神疾患大国・日本。苦しむ患者さんを親身になって治療し、時間がかかっても社会復帰まで寄り添う、患者さん本位の良心的な病院は日本には存在しないのか。誰もやらないのなら、私がやるしかない。

目次

第1章 社会がつくる心の病(そもそも「精神疾患」という病気はあるのか;「狂気」は心の病である―第一次精神医学革命 ほか)
第2章 ここまでわかった心の病(最近は依存症とうつ病が増えている;依存症の原因は嗜好の対象が増えたこと ほか)
第3章 心を病んだ人たちとともに生きる(日本で精神疾患の患者さんの隔離が進んだ理由は;精神科病院の粗製濫造が始まった! ほか)
第4章 私が精神科医をめざしたわけ(貧しい家で育った経験が今の自分をつくる;精神医学との出会いは高校生のとき ほか)
第5章 祈りと救いとこころ学会(無事に一生を終えたことが、はたして幸せだったのか;酒という生きがいを取り上げるのがよかったのか ほか)

著者等紹介

榎本稔[エノモトミノル]
医療法人社団榎会理事長。拓殖大学客員教授。医学博士。1935年生まれ。東京大学教養学部理科2類修了、東京医科歯科大学医学部卒業。山梨大学保健管理センター助教授、東京工業大学保健管理センター教授を歴任。1992年榎本クリニック開院、1997年より現職。日本「祈りと救いとこころ」学会理事長、日本「性とこころ」関連問題学会理事長、日本外来精神医療学会名誉理事長、日本精神衛生学会理事、日本デイケア学会理事など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TAKA0726

6
図書館寄贈本。青春期に傷つくのは誰でもあること、皆それを乗り越え大人になるが傷ついた時家族が腫れ物にさわるように優しく接すると、子ども返り退行してしまい小児的万能感を持ち親に依存する。心を病まない生活習慣➡︎働いて収入を得る、資産を少しでも築く、空間的に余裕を確保、時間的に余裕を保持、人のために尽力、祈りと救いの心を持つから病気が治るよう神仏に祈ると同じ、宗教と連携する活動が色濃くなる。鬱病が増えているのは自分の問題にきちんと向き合い自分なりに対処しなくなったから。依存症は回復はあっても完全治癒はない。2019/01/31

ZERO

2
精神医療のこれまでの歴史と著者の理念が良くわかった。ただ、今の時代においても精神医療の先生は、当たり外れがあるよなあ… 流れ作業的に薬を処方して終わりって先生はいた。 そういった医療機関を見極める力も必要なんだろうなぁ、と。2024/06/10

渡辺 にゃん太郎

0
べてるの家がキリスト教に通じているように、精神医学には宗教的な支えが必要だと感じた。祈りが病気の治癒に寄与していた過去があるなら確かになと思った。著者の経歴と精神病院の歴史が相互しているところもよかった。それだけ精神病への取り組みの歴史が浅いということかもしれないが、まだまだ精神医療に革命が起こりそうな予感がした。個人的には国の政策で社会的入院が発生しているなら、国が最後まで面倒を見てほしいと思ったが、その場合の財源はともなる。社会的入院の問題は超高齢社会の問題と似ているような気がする。2023/04/27

sennbei

0
煮詰まる前に対処する、もうどうでもいいと思える、クオリティオブデス。宗教は必要2020/01/25

Temprnayatu

0
自伝の書2019/01/13

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