教養としての「ローマ史」の読み方

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  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569837802
  • NDC分類 232
  • Cコード C0022

出版社内容情報

ローマはなぜ世界帝国になれたのか。繁栄が続くとなぜ人は退廃するのか。現代を考える大きな羅針盤となるローマの歴史に学ぶ。

本村凌二[モトムラリョウジ]
著・文・その他

内容説明

なぜ帝国を築けたのか。なぜ滅んだのか。現代人必読の教養書。

目次

1 なぜ、ローマは世界帝国へと発展したのか―地中海の統一とカルタゴの滅亡(なぜ、ローマ人は共和政を選んだのか;強敵を倒したローマ軍の強さの秘密 ほか)
2 勝者の混迷、カエサルという経験―グラックス兄弟の改革、ユリウス・クラウディウス朝の終わり(持てる者と持たざる者の争い;英雄カエサルとローマ皇帝の誕生 ほか)
3 「世界帝国ローマ」の平和と失われた遺風―五賢帝の治世とその後の混乱(悪帝ドミティアヌスの出現;五賢帝の時代―人類史上もっとも幸福な時代 ほか)
4 ローマはなぜ滅びたのか―古代末期と地中海文明の変質(軍人皇帝時代と三世紀の危機;ローマ帝国再興とキリスト教 ほか)

著者等紹介

本村凌二[モトムラリョウジ]
東京大学名誉教授。博士(文学)。1947年、熊本県生まれ。1973年、一橋大学社会学部卒業。1980年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。東京大学教養学部教授、同大学院総合文化研究科教授などを経て、早稲田大学国際教養学部特任教授を2018年3月末に退職。専門は古代ローマ史。『薄闇のローマ世界』でサントリー学芸賞、『馬の世界史』でJRA賞馬事文化賞、一連の業績にて地中海学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

86
映画「テルマエ・ロマエ」を思い出しました😂この時代の大浴場には優れた上下水道技術や多くの奴隷が必要で、ローマでも羽振りの良かった期間にしか開設出来なかったそうです。著者は歴史研究家で東大名誉教授の本村凌二先生。王政から共和政を経て帝政へ、多神教から一神教世界帝国へ。長きにわたって古代を生き延びたローマの歴史とその新しい読み方を古代ローマ史研究の第一人者が解説した一冊。建国時の混乱、ライバルたちとの戦い、国家の再建、跡継ぎ問題、異民族の侵入など、ローマの歴史を学ぶことで現代を考えるキッカケになりました。2023/06/25

Book & Travel

60
ロムルスの建国から西ローマ帝国滅亡まで千二百年、ビザンツ帝国滅亡まで二千二百年という長く壮大な古代ローマの歴史をたどり、ローマがなぜ繁栄し滅びたかに迫った一冊。コンパクトにまとめられながら、歴史のダイナミズムが感じられて面白かった。共和制、帝政、軍人政権と変遷する中で、戦乱、異民族の流入、経済の停滞、インフラの老朽化などを経験し、当初持っていた異民族や宗教への寛容さを次第に失っていくのは、現代の我々に繋がるようだ。元々好きだった世界史だが、学生の頃、世界史の授業で感じたワクワク感を思い出した一冊だった。2019/01/28

ひろき@巨人の肩

53
Audiobookにて。ローマ史に興味があるが、ローマ人の物語に踏み切れず、まず本書に挑戦。ローマの栄枯盛衰から現代史の類似性が見えて面白かった。王政・ロームルス、共和制・カエサル、帝政・オクタヴィアヌス、五賢帝・トラヤヌス、軍人皇帝時代・ディオクレティヌス、東西帝国分裂・コンスタンティヌスとローマ1200年史の流れと要人を確認できた。学びは3点。ローマ人の寛容さと信仰深さが帝国拡大の原動力。奴隷制のイノベーションに対する弊害。多神教主体の古代における一神教の特異性。次はローマ人の物語に挑戦したい。2019/04/01

まさにい

41
木村さんは、ローマ滅亡の一つの理由として寛容性の変質を上げている。滅亡の理由に寛容性という言葉をあてはめた書物は高坂正堯氏の『文明が滅亡するとき』を読んで以来であった。高坂氏の寛容はその内容が今思うと書かれていなかったが、本書で、寛容性の内容が書かれている。ローマがキリスト教を受け入れた理由も何となく理解できた。今世界で一番寛容な国家はオランダでると司馬さんは語っていた。個々人の自由を前提とした寛容性とは何なのか。これは難しい問題であるが、絶えず頭の片隅に置いておく課題としていこうと思う。2018/05/13

かんやん

34
ローマ建国(前753)から共和制への移行(前509)、カエサルを経て、オクタウィアヌスの皇帝就任(前27)、それから五賢帝によるパクス・ロマーナあたりまで、興味深く読める。それにしても、早くも三代目カリグラ暗殺、四代目クラウディウス毒殺、五代目ネロ自殺とは。五賢帝の後は、もう暗殺に継ぐ暗殺。色んな殺され方があるものだ。235年からの軍人皇帝時代は、50年に70人、元老院が認めたのは26人、平均在位期間3年、その内24人が暗殺又は戦死。ゆく川の流れが如く、かつ消えかつ結びて、もはや誰が誰やら。2020/10/27

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