出版社内容情報
戦前は神権主義政治のウソを暴く! 帝国憲法から日本国憲法へ。「天皇と日本」のかたちを考察した問題提起の書。
内容説明
帝国憲法下で天皇は「万能の主権者」だったのか?戦前に民主主義はなかったのか?GHQは日本の政治体制をどう見ていたのか?戦後、天皇の役割と日本の国のあり方は大きく変わったのか?日本国憲法は帝国憲法と根本的に異なるのか?本書では、帝国憲法を丹念に読み解き、日本国憲法との比較を行いながら、タブー視された「事実」を発掘し、定説を根本から覆す。近代国家の成立以降の150年。明治、大正、昭和、平成にわたり連綿と続く「この国のかたち」を明示する渾身の作。小林節・慶應義塾大学名誉教授との「白熱対談」収録。
目次
プロローグ 「八月革命説」へ新たな視点を
第1章 旧新憲法間における根本建前の変動(宮沢教授のいう「根本建前」とは何か;「天皇主権」の意味 ほか)
第2章 実体としての政治権力の変動(旧新憲法間における天皇の権能の相違;「輔弼」と「助言と承認」の相違 ほか)
第3章 理念としての政治権力の変動(天皇の地位の根拠;天皇は神か ほか)
第4章 連合国は国民主権主義の採用を要求したか(天皇の地位に関する米国の初期の見解;ポツダム宣言は国民主権主義採用の要求を含むか ほか)
エピローグ 二〇〇〇年続いた日本の君民共治
著者等紹介
竹田恒泰[タケダツネヤス]
昭和50年(1975年)、旧皇族・竹田家に生まれる。明治天皇の玄孫に当たる。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。専門は憲法学・史学。作家。平成18年(2006年)に著書『語られなかった皇族たちの真実』(小学館)で第一五回山本七平賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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