出版社内容情報
今後エネルギー戦略や安全保障において、ロシアは日本の欠かせないパートナーとなる! ロシアの実像を明らかにし、今後の展望を示す。
藤和彦[フジカズヒコ]
経済産業研究所上席研究員
内容説明
国際情勢が激動するなかで、ロシアは日本にとって信頼できるパートナーになり得ると著者はいう。多くの日本人が誤解しているが、ロシアにおける日本の好感度は非常に高く、神道に親近感を覚えるロシア人が多いなど、似通った国民性を持ち合わせている。日露の長きにわたる歴史を丁寧に辿り、現在の日露関係がどのように形成されたのかをひもといた上で、ロシアの等身大の姿を明らかにし、パイプラインを用いたエネルギー政策や、領土問題におけるソフトボーダーの導入など、両国にとって最適解となる道を独自の視点から分析する。日本人のロシア観を大きく覆す、ロシア入門書の決定版。
目次
第1章 親日国家ロシア(実は日本人が大好きなロシア人;神道に愛着を持つロシア人 ほか)
第2章 日露の歴史を振り返る(江戸期の日露交流;樺太千島交換条約の締結 ほか)
第3章 プーチンの実像―「脱欧入亜」を目指す人たらしの指導者(プーチンがスパイを志望した理由;大統領に至るプロセス ほか)
第4章 現実味を帯びてきた、天然ガスパイプライン計画(エネルギーを中東に依存したままでよいのか;「世界の警察官」の役割を放棄する米国 ほか)
終章 これからの日露関係(共同経済活動の意義;政府首脳のリーダーシップ ほか)
著者等紹介
藤和彦[フジカズヒコ]
経済産業研究所上席研究員。1960年、愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒。通商産業省(現・経済産業省)入省後、エネルギー・通商・中小企業振興政策など各分野に携わる。2003年に内閣官房に出向(内閣情報調査室内閣参事官)。2016年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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