出版社内容情報
「損」を恐れて「不合理な選択」をしていないか。心理学者にしてノーベル経済学賞受賞者のダニエル・カーネマンの学説をベースに考察。
和田秀樹[ワダヒデキ]
精神科医、国際医療福祉大学教授
内容説明
誰だって、「得」をしたいけれど同じ分だけ「損」もしたくない―。だが著者によれば、心理学の実験では、人間は「得をした」ときよりも「損をした」ときのほうが心理的インパクトは大きく、損を恐れる傾向が強いこと(「損失回避性」の法則)が明らかだという。その研究が一番進んでいるのが、「行動経済学」という分野で、経済活動に伴う「判断や意思決定」を心理学的なアプローチで解き明かした学説だ。「心の問題」のプロが、「行動経済学」の理論をベースとして人間の心理特性への理解を深めつつ、仕事と人生に役立つ思考を解説。
目次
序章 「損」を恐れて失敗してしまう人たち
第1章 「損をしたくない」心理は人間の行動原理
第2章 あなたは、どちらを選びますか?
第3章 日本人もアメリカ人も基本的心理は同じ!?
第4章 「損をしたくない」気持ちをビジネスに利用する
第5章 「損をしたくない」心理を消費に結びつける税制はこれだ!
第6章 「損をしたくない」気持ちを日常生活に生かして「得」をとる
第7章 「損をしたくない」心理の判断エラーを防ぐ奥の手
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年、大阪市生まれ。東京大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック(アンチエイジングとエグゼクティブカウンセリングに特化したクリニック)院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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