出版社内容情報
PHP研究所創設70周年記念出版シリーズ「日本の企業家」1巻。近年の渋沢研究をふまえ、経営史研究の重鎮が論じる新たな「栄一」論!
宮本又郎[ミヤモトマタオ]
大阪大学名誉教授、大阪企業家ミュージアム館長
内容説明
私ヲ去リ、公ニ就ク―「公益」追求の先駆者が遺した理念と数々の事績は時代を超えて光彩を放つ。経営史研究の重鎮が、比類なき企業家活動の今日的意義を問い直す!
目次
第1部 詳伝 私ヲ去リ 公ニ就ク―「公益」追求の先駆者が歩んだ軌跡(渋沢栄一の登場;日本の経済制度づくりに奔走する日々;明治初期の企業家行動―銀行業と製紙業を中心に;多角的な事業展開の光と影;民間事業育成に力を尽くす;実業界の世話役として生きる;完全引退とその後の人生)
第2部 論考 歴史に刻印される企業家の価値―合本主義・財界リーダー・道徳経済合一説(激動の時代に生まれて;商才の芽生え;「合本主義」の唱道と実践;財界リーダーとしての渋沢栄一;道徳経済合一説;結語)
第3部 人間像に迫る 「渋沢栄一」という行き方―江戸後期から昭和初期まで生きた日本人の実像(曾孫・渋沢雅英氏に訊く;同時代人たちの評価)
著者等紹介
宮本又郎[ミヤモトマタオ]
1943年福岡県生まれ。神戸大学大学院経済学研究科修士課程修了後、博士課程で学ぶ。その後、同大学経済学部助手、大阪大学経済学部の助手、専任講師、助教授を経て、88年に教授。2006年4月より同大学名誉教授となる。現在は関西学院大学客員教授、放送大学客員教授のほか、大阪企業家ミュージアム館長も務め、産学交流の発展に尽力する。経済史・経営史研究の重鎮としてNHK連続テレビ小説『あさが来た』の時代考証を担当する等、その活動範囲は幅広い。経済学博士(大阪大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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KAZOO
Miyoshi Hirotaka
mirror:)