出版社内容情報
騒がしく悩み多い現代をスッキリと整ったこころで生きるには、どう考え、どう行動すればよいのか。そのヒントを京都の禅寺の庭で見つけます。
松山大耕[マツヤマダイコウ]
妙心寺退蔵院副住職
内容説明
注目の若手禅僧が案内する古都の名庭。禅の教えがギュッとつまった悠久の地へ。
目次
第1章 禅の庭には生きるヒントがちりばめられている
第2章 禅の庭を見る
第3章 京都で見たい禅の庭
第4章 訪ねると心が落ち着く京都のスポット
第5章 シンプルに生きるために今日からできること
第6章 禅の教えから生き方を考える
著者等紹介
松山大耕[マツヤマダイコウ]
1978年、京都市生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科修了。2006年より妙心寺退蔵院副住職。政府観光庁「VISIT JAPAN大使」。京都市「京都観光おもてなし大使」。2011年、日本の禅宗を代表しヴァチカンにて前ローマ教皇に謁見し、世界各国の宗教家・リーダーと交流。2013年、ダライ・ラマ14世ご後円のもと、ルクセンブルグにてInterFaith(諸宗教間交流)駅伝に参加。2014年には世界経済フォーラム(ダボス会議)に出席するなど、世界を股にかけ、宗教の垣根を越えて活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chantal(シャンタール)
87
先日東福寺を訪れた際、まだ名残の残る紅葉のお庭へは行かず、この本にも紹介されていた八相の庭を拝観した。冬晴れの下、ただ縁側に座って黙ってお庭を眺める。それだけで心が落ち着くのだから不思議だ。「不立文字」、本当の感動はなかなか言葉には出来ない。「動中の工夫、静中に勝る事百千億倍」。お庭を見るのも見仏するのも、別に知識を持って行かなくてはいけないわけではない。見たいから行く、それでいいのだ。そこで新たな発見があったり、かけがえのない時間が過ごせれば、それでいい。考えるより動け!冬の京都はやっぱり、良い。2020/01/07
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
26
妙心寺退蔵院副住職の松山さんの著書。禅の庭の見方や味わい方をはじめ、禅の教えや生き方までも述べられている。庭は、季節、天候や時間などによって様々な姿を見せる。その瞬間の庭に美しさをみいだし、作庭家のおもいを受け取ることが庭の味わい方だと理解していた。しかし、呼吸や姿勢を正して心を整える場所でもあるということに気付かされた。掲載されているおすすめの禅の庭ベスト10の中でまだ行ったことがない一休さんが幼少時に修行したと言われる地蔵院の十六羅漢の庭をぜひ訪れてみたい。2019/06/03
松本ぼんぼん
4
妙心寺退蔵院副住職が現代人に分かりやすく説いた禅のお話し。全て理解できたわけではありませんが、気持ちが幾分楽になったような気がします。何を学んだかと言えば、「まず動くこと」でしょうか。2019/03/15
おっくん
3
禅と京都の庭、枯山水の案内書。京都に行く際に再読したい。2020/08/31
deerglove
3
ただの庭の話かと思いきや、禅とは何か、その教えを実践する大切さ、料理や掃除の考え方など、禅のエッセンスがとてもわかりやすく述べられていて感心しました。著者のおられる妙心寺退蔵院や詩仙堂にはぜひ足を運んでみたい。2017/03/05
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- 地球礁 河出文庫