出版社内容情報
失敗してこそ、生き方を改善できる。長年のラジオ人生相談などの例から引いて、失敗を克服する心の持ち方を説き明かす。
加藤諦三[カトウタイゾウ]
早稲田大学名誉教授、ハーバード大学客員教授
内容説明
失敗しない人は、戦っていない人である!何歳になっても「生き方を変える」のに遅すぎるということはない。人生の流れを変える、励ましのメッセージ。
目次
第1部 人はなぜ失敗を怖れるのか(失敗を怖れる社会的枠組み;想像が作り出す恐怖の影響力;失敗こそ成功に導く道しるべ)
第2部 失敗から人生の価値を学ぶ(成功を手にするための失敗の学び方)
著者等紹介
加藤諦三[カトウタイゾウ]
1938年、東京生まれ。東京大学教養学部教養学科を経て、同大学院社会学研究科を卒業。現在、早稲田大学名誉教授、ハーヴァード大学ライシャワー研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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九段下古本巡り
5
著者の熱の入った文書や独自の表現が記憶に残った。失敗の定義から、捉え方、なぜ人は悩むのか。集約と受け取ったのは、'現実にコミットしないで想像の世界で生きていないか'→本当に悩むべきポイントで悩めているのか?黒いカラスを白とおもい、亜麻色の髪の少年を黒い騎士と思い、恐る。ある… 本質的には、失敗をどう受け取るかが大切。失敗のない人生は崩壊している。特に失敗を恐れることで人生をどのくらい無意味にしているか?自分の長所に戻り、人がどう思うのではなく、自分が何をすべきか、自分は自分の現実をつくりあげたい!2024/05/26
hiro
1
相変わらず、読む処方箋。2017/04/08
みき
0
失敗のない人生は崩壊した人生である。まえがきに記されている一言だが、失敗や悩みがないような人が羨ましく思う自分にとって心に響く言葉だった。この本は失敗をどうして恐れてしまうのか、原因や過程、解決策を見出した本である。私はこの本を読んでいる時、心当たりがありすぎて、痛いところを突かれたような気持ちになるような本だった。事実に対してどう解釈するか、考えようでいくらでも幸せに感じられる。そう思えるとできることから頑張ろうと思った。2017/01/13
Hideki Maeda
0
失敗することをみんな恐れている。 だから失敗したくない 幼いころから親や友達など、周りの環境に怒られたりバカにされてきた。そのため失敗は常々悪いことにされてきた。 でも失敗をしない人はいないし、完璧な人もいない。 そして失敗を恐れるがあまり、新しい挑戦をしない人までもいる。 人は失敗をして成長をする。 その失敗から何を学ぶのかが大事である。 人生において失敗しないことが良いことではない。 そこから何も学ばないことが、悪いのである。そこから大切なことが学べたのなら、むしろ失敗は良いことである。 2023/01/20