出版社内容情報
世界各国がバチカンをめぐり、日々情報戦を繰り広げているのはなぜなのか。日本人だけが知らない、ローマ法王の影響力を解説する。
徳安茂[トクヤスシゲル]
元外交官、前バチカン公使
内容説明
2013年3月の就任以来、専用車ではなく公共バスを使う、ホームレスをバチカン宮殿に招待するなど、型破りな行動で世界的に人気を集めている法王フランシスコ。政治面においても、ウクライナ紛争について露プーチン大統領に和平実現を促したり、米・キューバ国交正常化に貢献するなど、多大な影響力を発揮している。軍事制裁はもちろんのこと、経済制裁にも加わることがないバチカンが、なぜ世界を動かすことができるのか。フランシスコ就任時より、公使としてバチカン内部から法王を観察してきた著者が、インテリジェンス大国バチカンの知られざる政治力を明らかにする。
目次
はじめに ひそかに世界を動かすバチカン
第1章 世界各国がしのぎを削る外交舞台
第2章 世界が熱狂するフランシスコ法王の素顔
第3章 少数精鋭のスピード外交と忍耐外交
第4章 インテリジェンス大国バチカン
第5章 バチカンが誇るソフトパワー
第6章 日本とバチカンの深い関係
おわりに バチカンには新しい風が吹いている
著者等紹介
徳安茂[トクヤスシゲル]
元外交官。前バチカン公使。1951年、東京生まれ。1975年3月、青山学院大学法学部卒業。1975年4月、外務省入省。フランス語研修を命じられフランスのナンシーおよびグルノーブル大学留学。1978年7月、在セネガル日本国大使館勤務。以降、ベルギー、モロッコ、マダガスカルなどのフランス語圏諸国在勤。2013年4月~2015年3月、在バチカン日本国大使館公使を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
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