出版社内容情報
新しい国の姿を掲げた坂本龍馬。その思想は誰の影響で形成され、いかに日本を変えたのか。龍馬像、維新像を根本から覆す驚愕の書。
松浦光修[マツウラミツノブ]
皇學館大學教授
内容説明
坂本龍馬は、これまでいわれてきたよりも、もっと賢明で、もっと深みのある「志士」だった。そして、そのような龍馬をつくったものこそ、欧米の議会制度などをいち早く伝えていた驚くべき日本の知的伝統や、国学の合理主義、さらに「天皇の下での平等」という発想を基にした日本的民主主義であった。本書は、坂本龍馬を「思想史」的に辿り、龍馬や志士たちが何を考えていたのか、龍馬に影響を与えた思想はどのようなものだったか、そして、その考えが明治維新後の日本にいかなる影響を及ぼしたのかに迫る。明治維新と坂本龍馬への通念を鮮やかに覆す驚愕の書。
目次
第1章 二つの「八策」
第2章 「薩土盟約」のゆくえ
第3章 天皇と将軍の“立場”
第4章 天皇と土佐の人々
第5章 神々・皇室・龍馬
第6章 欧米の「議会」というもの
第7章 海舟・小楠・一翁
第8章 戦争と龍馬
付章 「王政復古」から「立憲君主制」へ
著者等紹介
松浦光修[マツウラミツノブ]
昭和34年、熊本市生まれ。皇學館大学文学部を卒業後、同大学大学院博士課程に学ぶ。現在、皇學館大学文学部教授。博士(神道学)。専門の日本思想史の研究のかたわら、歴史、文学、宗教、教育、社会に関する評論、また随筆など幅広く執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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