出版社内容情報
日本を代表する建築家が、自身の代表的建築物を考察しながら、都市のあり方、地方再生、東北の復興を語る。建築を通した日本論。
伊東豊雄[イトウトヨオ]
伊東豊雄建築設計事務所代表
内容説明
壁、壁、壁…。東北の被災地で巨大な防潮堤を成立させている「安全・安心」という堅固な壁は、いまこの国のいたるところに聳え立つ。「せんだいメディアテーク」「みんなの森ぎふメディアコスモス」で壁を立てない、自然の中にいるような空間をつくり、「みんなの家」から震災後の人と人をつなぐ場所を考え、今治「大三島」を日本一美しい島にしようと島の人たちと取り組む。「管理」と「経済」の高く厚い壁に取り囲まれ、グローバリズムの海に溺れる現代に、場所と土地に根差す「日本語の建築」で挑む。建築家が建築家であるために、いま、なしたいことと、必要なこと。
目次
序章 グローバル経済とバーチャルな建築
第1章 新国立競技場三連敗
第2章 「管理と」「経済」の高く厚い壁―東日本大震災と「みんなの家」
第3章 「時代」から「場所」へ
第4章 東京と『東京物語』の間
第5章 「日本語」という空間から考える
第6章 大三島にて
第7章 「場所」から生まれる想像力
終章 熊本地震と「くまもとアートポリス」
著者等紹介
伊東豊雄[イトウトヨオ]
建築家。1941年、長野県出身。主な作品に「せんだいメディアテーク」、「みんなの森ぎふメディアコスモス」、「台中国家歌劇院(台湾)」など。ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダル、プリツカー建築賞など受賞。2011年に私塾「伊東建築塾」を設立。児童対象の建築スクールや、地方の島のまちづくりなど、これからのまちや建築を考える建築教育の場として様々な活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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