自信がなくても幸せになれる心理学―世界一優しい精神科医、コフートの人間関係講座

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自信がなくても幸せになれる心理学―世界一優しい精神科医、コフートの人間関係講座

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569831893
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0030

出版社内容情報

世界一優しい心理学者を挙げるとすれば、それはハインツ・コフートだろう。「人間は、人に上手に頼れるようになって一人前である!」

和田秀樹[ワダヒデキ]
精神科医

目次

第1章 自信がない人ほどうまくいく「甘え」のすすめ(自己愛は大切に;人が生きるために必要なもの ほか)
第2章 嫌われる勇気がなくても大丈夫―「相互依存」が理想の関係(タフな心理学者、フロイト;人間は目的をもつことで変われると説くアドラー ほか)
第3章 コフート流人づきあいの秘訣―「自分と他人」両方を大切にする方法(ラーメンとフレンチ、どちらを食べている人が幸せ?;「自分の気持ち」が何より大切 ほか)
第4章 日本は「コフート的」な国―共感力で社会の課題も解決できる(選挙も共感力のある人が勝つ;医学部面接の傲慢 ほか)

著者等紹介

和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪生まれ。東京大学医学部卒。同大学附属病院精神神経科助手、米カールメニンガー精神医学校国際フェロー等を経て、国際医療福祉大学大学院教授、和田秀樹こころと体のクリニック院長ほか。日本在住の精神分析医として唯一、自己心理学の国際カンファレンスで口演を行い、自己心理学の年間優秀論文を集めたProgress in Self Psychologyに日本人初と二本目の論文が選ばれるなど、日本における自己心理学の第一人者でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

デビっちん

29
自分自身が強くなるというのも一つの考え方ですが、自分の弱さを認め、その上で人に頼ろうという精神科医がいたことにパラダイムシフトを感じました。今までは前者の考え方が当然だという考えで生きてきましたが、最近は後者の考え方もありかなぁと思うようになりました。というか、そういう生き方にならないと行く末厳しいのかなと。人に頼る一方で、人から頼られた際には全力で対応する、そのためには自分を愛することが重要だとわかりました。自分を大切にすることができなければ、他人を大切にすることなどできないのですから。2018/05/21

江口 浩平@教育委員会

23
【心理学】 アドラー心理学より優しいコフート心理学。人間の弱さを丸ごと包み込みながら、共感を示して相手を意欲的にしていくことは、教師に必要な考え方だと感じた。現に私の周りにいる「子どもたちに慕われる教師」は、すべからく「ちょっとした変化に気がついて、そのうえでちゃんとほめることができる」教師ばかり。「この人は私のことを見ていてくれる」と相手に思ってもらえるよう、コミュニケーションを図っていきたい。2017/08/19

かがみ

2
「褒めてはいけない」「嫌われる勇気を持て」と常に逆説的なアドラーとは対照的に、コフート理論の全体は「褒めると人は輝く」「そしてその輝きはあなたに返ってくる」という明快なメッセージで貫かれており、そこに素直に共鳴できる人は多いであろう。「人は依存する」という「弱い人間観」の立場をとるコフートは「自己の充実」のために依存できる「自己対象」を見つけ出し「相互依存関係」を築くことが理想的な人間関係であるとする。もっとも、様々な「自己対象」に柔軟に依存できるコフート的な生き方はなかなかしなやかな「強さ」だと思う。2017/06/27

SK

1
他者を無条件に信頼し、あくまで主観的な貢献感で対人関係の中に自分の価値を見出すより (アドラー) 共感力を高めて他者にうまく頼りながら、いい意味で自分が依存できる人を探す (コフート)2017/06/20

ねご

0
人は他人から認められないと生きていけないよ、自分の気持ちと相手の気持ちは別物だけどどちらも大切にしようね…といった感じ?コフートという精神科医の考え方を紹介した本。何故かずっと本棚に積んであったのを消化…貰い物だと思ってたんだけどなぁ…◆コフートの考え方自体は共感できると思うのだけど、なんだか目が滑ってしまってイマイチ頭に入らず。わりと「ところで最近(※6年前の本)こんな事件があったよね、それについて僕はこう思うんですよ…」的な、著者の感想的な脱線がちょこちょこ入ったからかな…?2023/07/10

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