出版社内容情報
記憶の定着を促す言葉、やる気を引き出す言葉、解答に至るプロセスを考える力がつく言葉。教育学者が小学生を変える言葉を伝授。
齋藤孝[サイトウタカシ]
明治大学教授
内容説明
子どもの教育で一番大事なことは、勉強を通じて、生きる力となる頭の働きのよさを獲得していくこと。そのために必要な「学習の習慣」は、親の三つの言葉で身に付きます。一つめは、何かを覚えた後の言葉「いま、言ってみて」。口にすることで記憶が定着しやすくなることは、科学的に明らかになっています。二つ目は、やる気を引き出す言葉「すごい、努力する才能がある」。自分は努力ができる人間なんだという確信が生まれます。三つ目は思考の整理をするための言葉「まず何からやる?」。算数の文章題にも求められる、段取り力を伸ばす一言です。
目次
第1章 自分から勉強する子に育てる(勉強の「型」を身につける;「やりたくなる循環」をつくる)
第2章 「覚えた」「わかった」とは、「話せる」ことだ(覚えたらすぐ話す、アウトプットこそ最強の記憶術;反復は力なり;人に話してみると、わかっていないところが一目瞭然;話すスピードを上げると、頭の回転も速くなる;勉強を孤独で退屈な作業にしない)
第3章 やる気を引き出し、グングン伸ばす言葉と学習法(欠点も指摘しながら、ほめてやる気を出させる;努力できる子どもを育てる言葉;うちの子が目を輝かせるのはどんなとき?;家庭学習で確実に学力を伸ばす方法;やる気を下支えするコツ)
第4章 筋道を立てて段取りを考えるクセをつける(「優先順位」を見極める;「段取り力」を身につける;考える力とは組み立てる力だ;「本質とは何か?」をシンプルに考える)
第5章 コミュニケーション密度の高い親子関係を築こう(中学受験を人生でどう位置づけたらよいか;子どもの不安への寄り添い方;夢は、家族で共有して育んでいく)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社文庫、毎日出版文化賞特別賞受賞)、『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス、新潮学芸賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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