ただ生きていく、それだけで素晴らしい

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  • サイズ B40判/ページ数 157p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569831107
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0012

出版社内容情報

「ストレスにはちゃんと意味がある」「鬱であることを否定しない」など、生きづらさを感じている人へ向けて贈る、珠玉のメッセージ集。

五木寛之[イツキヒロユキ]
作家

内容説明

私たちは生きているだけで価値のある存在です。生きるというだけですでに様々なことと闘い、懸命に自己を保ち、同時に自然と融和している。悩みのたうちながら、毎日を生き抜いている。そんないのちの健気さを思うと感動を覚えます。まずあなたのいのちの健気さを、自分自身で認めてあげてほしいと思うのです。あなたは、あなたのままでいい。生きづらい現代に贈る、珠玉のメッセージ集。

目次

第1章 立ち止まってしまったあなたへ(生きる「目的」を意識しすぎない;われあり。ゆえにわれ求む ほか)
第2章 生き抜く工夫(ネガティブ思考から、真のポジティブ思考が生まれる;生きる場所は、あなたが選んでいい ほか)
第3章 不安も悩みも、「私」の一部(不安はちゃんと感じたほうがいい;内側から湧きあがる声に耳を傾ける ほか)
第4章 いのちを生ききる(人としてこの地球に生きているという事実;只管人生―ただ生きていく ほか)

著者等紹介

五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年(昭和7年)福岡県生まれ。平壌で終戦を体験し、47年引揚げ。早稲田大学中退後、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門』他で吉川英治文学賞、2002年菊池寛賞受賞。2010年長編小説『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

104
五木寛之は、小説・エッセイ問わず新作中心に読んでいる作家です。80歳台で達観した著者が語る優しく解りやすい言葉でのメッセージ集です。10代で悩んでいる若い人に読んで欲しいけど、読まないんだろうなぁ!私も著者の域に若干近づいている気がしますが・・・現在の私のモットーは「自然に生きる」です。 2016/10/29

モリー

90
私が湿っぽい性格だからでしょうか。あるいは、弱い人間だと自覚しているからでしょうか。波長が合いました。五木寛之さんが「自信なげにつぶやく」言葉の数々が私の孤独な心に寄り添い「ただ生きていく」だけで良いのだ、こんな自分でも生きていていいのだと思えました。逆境を生き抜き、親鸞聖人の説く「悪人」であることの深い自覚が無ければ決して生まれない想いが言葉となって本書に凝縮されているように思います。「私たちにできることは、ただ生きていくこと。」「無用な人などいない。また、無用な出来事など何一つないのです。」生きよう。2021/05/07

pukupuku

62
今日読んだ「神奈備」の主人公「潤」に読んでほしかった。このタイトルそのものが,「潤」に・・・もしかしたら生きていくことに悩んでいる誰かに届いてほしい。そして,頁をめくってほしい。2016/11/11

Shoji

42
五木寛之さんの人生訓です。「勝ちも負けもない。つくづくそう思います。人生というのは、長い旅路です。私たちにできることはただ生きていくこと。生き抜くことです。外からの評価を気にしない事です」。なるほど。達観していますね。私も私らしく、淡々と生きてやろう!、そう思いました。2021/01/14

あみやけ

41
五木寛之さんをまともに読んだの初めてでしたが、さすがでした。よくこの手の本には元気を出すためにはとりあえず笑ってみようとか前を向こうとかプラス思考をとか出てきますが、そういうのは一切ありません。むしろ、現実を受け入れ、淡々と生きていけば、自然にプラス面も見えてくるから、ありのままを受け入れようって感じでしょうか。不安はちゃんと感じて他力でいい、ブレていい、悩んでもいい。勝ち負けなどなく、とにかく生きていくことですね。考えすぎないで、受け入れつつ、会いたい人と会って話してみる。まさに、ただ生きていくだけ。2024/12/04

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