出版社内容情報
一触即発の朝鮮半島、核の使用を厭わないプーチンと習近平、日米安保条約の空洞化……。ワシントン情報から読み解く世界大混乱の時代。
日高義樹[ヒダカヨシキ]
ハドソン研究所首席研究員
内容説明
「核兵器のない世界」は幻想にすぎない。一触即発の朝鮮半島情勢、核の使用を厭わないプーチンと習近平、日本を敵視するアメリカ大統領の誕生、日米安保条約の空洞化…。ワシントン情報から読み解く「世界大混乱の行方」。
目次
第1章 アメリカの北朝鮮侵攻のシナリオ
第2章 中国軍部が始める偶発核戦争
第3章 プーチンが頼る脆弱な核戦略
第4章 オバマの「核のない世界」の空虚さ
第5章 アメリカ政治の強まる不条理
第6章 日本の真の独立へ高まる期待
著者等紹介
日高義樹[ヒダカヨシキ]
1935年、名古屋市生まれ。東京大学英文学科卒業。1959年、NHKに入局。ワシントン特派員をかわきりに、ニューヨーク支局長、ワシントン支局長を歴任。NHKエンタープライズ・アメリカ代表を経て、理事待遇アメリカ総局長。審議委員を最後に、1992年退職。その後、ハーバード大学客員教授、ケネディスクール・タウブマン・センター諮問委員、ハドソン研究所首席研究員として、日米関係の将来に関する調査・研究の責任者を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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九曜紋
8
いまや米国は未曾有の危機のさなかにある。中国の台頭による「米中冷戦」と「帝国復活」を目論むブーチンのロシアと対峙し、かつ核保有国となった北朝鮮、イランなどを御していかねばならない。米国民も未知数であり不安でもあるがトランプの突破力に賭けざるを得ない。「核のない世界」を唱えノーベル平和賞を受賞したオバマの戦略思想の欠如が混乱に拍車をかけたのは歴史の皮肉としか言いようがない。著者は以前から日本は安全保障上、独自に核武装すべきと説いてきたが、米国に頼れなくなる今後、日本の覚悟と真価が問われるのは間違いない。2016/07/14
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そうなってしまった以上、後はこの状況でどうするかを考えるしかないですね。2017/09/22
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