PHP新書<br> 「強すぎる自民党」の病理―老人支配と日本型ポピュリズム

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PHP新書
「強すぎる自民党」の病理―老人支配と日本型ポピュリズム

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569830698
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

なぜ自民党は強いのか。それを歴史的に分析したとき、驚くべき「民主主義の欠陥」がみえてくる。ポピュリズムの恐るべき末路を問う書。

池田信夫[イケダノブオ]
アゴラ研究所所長

内容説明

2016年7月の参議院選挙では、自民・公明の与党が過半数を大きく上回り、「改憲勢力」が3分の2を超える戦後初めての状況になった。しかし、「アベノミクス」の下、成長率はゼロに近づき、政府債務は1100兆円を超えた。しかも高齢化はさらに急速に進み、このままでは2030年代には社会保障会計は大幅な債務超過になりかねない。にもかかわらず、安倍内閣はポピュリズム政治を繰り広げ、野党は「民共共闘」などという失策を重ねるばかり。どうしてこんな政治になってしまっているのか。戦後政治史を追って、日本の「無責任の体制」の根源を衝く意欲作。

目次

世界に広がるポピュリズム
老人の老人による老人のための政治
六〇年安保で失われた政策論争
社会党という無責任政党
田中角栄の生んだバラマキ福祉
小沢一郎がつくって壊した日本の政治
小泉政権「官邸主導」の革命
民主党政権の「政治主導」はなぜ失敗したか
「安倍一強」はいつまで続くのか
成長経済から成熟経済へ
もし小泉進次郎が首相になったら

著者等紹介

池田信夫[イケダノブオ]
株式会社アゴラ研究所所長、青山学院大学非常勤講師、SBI大学院大学客員教授。学術博士(慶應義塾大学)。1978年東京大学経済学部を卒業後、NHKに入社。報道番組の制作に携わり、1993年に退社。1997年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程を中退。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)教授、経済産業研究所上席研究員などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りょうみや

4
戦後の政治史のよいまとめ。自民党(≒日本の政治家)が一貫して多数派に心地よい政策を積み重ねて、痛みを伴う改革はひたすら先送りしてきたことが改めてよくわかる。本当に小泉進次郎氏に期待するしかないかもしれない。2016/09/17

ナポリノロク

2
あまりこの人も盲信はできないのだが、大まかな戦後政治史のぶっちゃけ話を読んでみたくて読んでみた。読んだので登録。2022/01/03

星辺気楽

2
老人支配というのには、違和感がある。以前の老人ならともかく現代の熟年の自民党支持者は以前より低い。それより若者に自民党支持者が多くなっていることが一番の問題。著者には政権側のにおいがした。2016/10/23

Keiji Fujii

1
安倍元首相の死は悔やまれる。2024/01/14

ソウ

1
初めてこの人の本を読んだ。原発推進は賛同できないが、それ以外はオモロく読んだ。戦後政治史は事実かどうかは別として勉強になった。2016/09/29

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