PHP新書<br> 日本経済の「質」はなぜ世界最高なのか―国連の超GDP指標が教える真の豊かさ

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日本経済の「質」はなぜ世界最高なのか―国連の超GDP指標が教える真の豊かさ

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  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569830339
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0233

出版社内容情報

【著者紹介】
立教大学特任教授

内容説明

世界各国はすでに経済拡大よりも国民の幸福度を高める戦略を採っている!GDP600兆円よりも日本人が幸せになる政策を語ろう。

目次

第1章 そもそもGDPとは―その知られざる本質(端緒は為政者が次の戦争に備えるための統計;初めて四半期ごとの国の生産高を計算したクラーク ほか)
第2章 国連の新統計で世界一位に君臨した日本(「イスタンブール宣言」から『スティグリッツ報告』へ;客観的な「暮らしの質」を八分野に分けて論じる ほか)
第3章 世界はもう超GDP戦略に舵を切っている(イギリス政府が重視する「隠された富」とは何か;ケインズの驚くべき予言「わが孫たちの経済的可能性」 ほか)
第4章 GDP六〇〇兆円という目標は正しいのか(いまの日本が二%成長するのはとてつもなく難しい;一二〇〇兆円の借金があって年間六兆赤字を減らしても… ほか)
第5章 これが日本経済の「質」を強化する政策だ(わが国における新しい四資本の統計を整備せよ;四資本の残高を高めるための具体策 ほか)

著者等紹介

福島清彦[フクシマキヨヒコ]
1944年兵庫県生まれ。一橋大学経済学部卒業。同大学院修了後、毎日新聞社に入社。プリンストン大学留学を経て、78年野村総合研究所に入社。ワシントン、ニューヨーク、ロンドンに勤務。この間、米ブルッキングス研究所客員研究員。2005年より立教大学経済学部教授。10年から15年まで同大学特任教授。第一回高橋亀吉賞、第一回大来佐武郎賞、第九回日経BizTech賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ケイ

7
スティグリッツ報告の所で質についての章と、あと諸外国でGDP以外の幸福指数に目を向けようとしている動きは面白かったです。ただ、財政政策とかへの提言には異議も多くあり微妙かな、と。スティグリッツ報告の箇所だけでも読んでいいと思います。2016/03/11

まさこ

2
国連超GDPの成り立ちなどは確認できてよかった。2016/12/11

Kentaro

1
国連では国民の幸福度を測る指標として、GDPを越えた指標を提唱。超GDPとは、国民の頭脳力である人的資本、人が生産した資本、国民の信頼関係である社会関係資本、農業や鉱物資源を中心とした天然資本を合算した数字で表す。 人的資本とは教育年数と訓練年数を足した数値に教育を受けた人の数をかけ、そこに平均賃金を掛け算して求める。数値で求められないのが社会関係資本である。人と人の繋がりを支えるコミュニティーといえば良いだろうか。高い教育を受けた人の数と、コミュニティーの豊かさが国民の幸福度に繋がるという考え方である。2018/04/04

Yuuki Yamaguchi

0
GDPの成長が国家として正しい成長なのだろうか?今世界ではGDP成長とは異なる新たな指標を模索している.その新しい指標では日本の経済は世界最高と評価できるのだ.本来,経済とは人々の幸福を最大化するための手段である.それに対しGDPは元々,敵国と自国の国力を数値化し戦争に役立てるために開発された指標である.人々の幸せを目標とする経済の指標にGDPを用いるのはおかしな話である.この本から日本が本当に取るべき政策は何なのかをもう一度考えることができるだろう.本当に目指すべきは経済成長なのだろうか?2016/10/25

Masataka Sakai

0
経済をGDPで測る時代は終わったらしい。 ドルベースが大きくても空気が吸えなくなり、水が飲めない国で本当の幸福は測れない ★★☆☆☆2016/07/27

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