出版社内容情報
トヨタの時間哲学をまとめた初の書。「一生に1度か2度しかない危機に備えて、日頃から長い時間をかけて準備をせよ」他、至言多数。
桑原晃弥[クワバラテルヤ]
経済・経営ジャーナリスト
内容説明
トヨタ式の本当の凄さは、世界一のものづくりを支える時間術にある。1秒と10年を同時に視野に入れろ。80年かけて磨き込まれた「時間哲学」のすべて。
目次
第1章 トヨタはこうして時間のムダを取る
第2章 トヨタはここで時間を効果的に使う
第3章 トヨタはこうして時短を実現する
第4章 トヨタはこうして時間をつくり出す
第5章 トヨタはこうして時間を管理する
第6章 トヨタはここまで時間を活かしきる
著者等紹介
桑原晃弥[クワバラテルヤ]
1956年、広島県生まれ。経済・経営ジャーナリスト。慶應義塾大学卒業。業界紙記者、採用コンサルタントなどの分野で実績を積んだ後、ジャーナリストとして独立。トヨタ式の普及で知られたカルマン株式会社の顧問として、トヨタ式の実践現場や、大野耐一直系のトヨタマンたちを幅広く取材、トヨタ式の書籍やテキストなどの制作を数多く主導した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
leo
9
今までこの手の実用書は読んだことなかったけど、実家の会社を継ぐ準備として手に取ってみた。この一冊でトヨタ式を理解できたとは思わないけど、さらに深く知りたくはなった。2023/01/13
まぁいっか
4
時間をお金で買う、時間を短縮しろ!という風潮が多い中、トヨタでは時間が人を育てると考える。その通りだと思う。時間と経験をかけないとわからない境地があると思う。よくあるビジネス本に書かれていることは、胡散臭いなーと思うこともしばしばあるが、さすがトヨタ。こういう伝統ある考え方、実績を出している会社の視点は腑に落ちる。2024/05/21
スプリント
4
トヨタの時間哲学をわかりやすく書いた本です。 基礎的な知識を身につけるには最適です。2016/07/20
b_sky_0903
1
時間は動作の影である。 厳しく節約する時間と、大胆に使う時間を明快にしておくことが大切です。そうでないと、人間は思考停止のまま惰性で動くようになりかねません。 自分の仕事が不要になるほどの改善 整理整頓を仕事に組み込む ムチャな目標が課題解決を実現する。 誰でも一見してわかる作業所にする2024/11/24
千明
1
トヨタは世界と経済で戦争しているんだなと思った。トヨタ本社から飛び降りる人は後を絶たないと社員の方からきいたことがある。いじめもパワハラもない、あるのは仕事へのプレッシャーのみ。そこまでしないと輸出の王道の自動車で世界のトップは走れないんだろうと思った。壮絶で研ぎ澄まされていてかっこいい。最後に近所のトヨペット。ショーウィンドの300万の車の隣に後ろを向いたスノーマンを最近まで置きっぱなし。もう初夏だぞ。トヨタの頑張ってる人に謝れ。2016/06/07