出版社内容情報
『秘蜜』『Bad ∞ End ∞ Night』でお馴染みの、ひとしずくP×鈴ノ助による人気ボカロ楽曲『からくり卍ばーすと』待望のノベライズ完結編!
内容説明
白狼十三番隊副隊長の蓮は、反政府過激テロ集団「紅椿」の“ヒト型からくり”“椿”に大切な仲間を殺され、傷心の日々を送っていた。椿のことを、幼い頃に失った大切な少女・凛として対話を図っていた蓮だったが、この事件をきっかけに“椿”に対する想いが憎しみに塗りつぶされていく。蓮と凛を取り巻く、人々の想いと思惑が複雑に絡み合い、物語は衝撃のクライマックスを迎える―。「紅椿」のボス・初音美紅と鏡音博士の過去を描いた特別編も収録!
著者等紹介
ひとしずくP[ヒトシズクP]
2008年7月に初音ミク楽曲『大和撫子』にてボカロPデビュー。現在は、同じくボカロPのやま△氏(編曲やMIXなどを担当)とユニットを組んでの制作を主にしており、ここに絵師の鈴ノ助氏を加えた「teamOS」というサークルでの活動も行っている。VOCALOIDのみならず、コンピレーションCDや歌い手などへのオリジナル楽曲提供、ゲーム音楽制作なども携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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白雪ちょこ
11
前回の続きで、今回は色んなキャラが死んでいく、バトル突入へ。 最終的に、リンが二重人格であることを知ったレンは、傷つきつつも幼馴染である大切な思いを抱き、前に進んでいくという形で終わってしまったため、何とも不完全燃焼といった形でとても残念だった。 外伝として、ミクの過去が描かれており、そこで色々な伏線も回収していたが、ミクが主役と言っても過言ではないようなオチに思えた。 何が悪で、何が善なのか。 彼女がその境界線に彷徨い、苦しみ続けている姿が、なんとも胸が痛くなった。2022/11/09
ぼると
2
最後まで読み終わるとミクとリンへ(私はですが)同情?からか不憫さからかわからないのですが、胸が苦しくなって泣きそうになりました。2018/11/11
Hadsukichi
2
ボカロ楽曲「からくり卍ばーすと」のノベライズ。正義なのは、果たしてどちらなのか...。面白かったけど、結末が私の中では納得いかないというか、綺麗に終わった感じがしなくてもやもやしてます...。2016/10/02
真波
2
ようやく読了。こういう世界観はかなり好きなのでかなり興味深く読み進めてました。個人的に、凛と蓮はハッピーエンドに近い最良のエンドだと思ってますが…、黒と白の中間『灰色』が存在するというのは…現代でも変わらないことなんだろうなと…。『灰色』は内部スパイなんだろうか…。2016/03/06