13人の誤解された思想家―西欧近代的価値観を根底から問い直す

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13人の誤解された思想家―西欧近代的価値観を根底から問い直す

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  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569826820
  • NDC分類 130.28
  • Cコード C0030

出版社内容情報

プラトン、ルソー、カント、ニーチェ……。世界の混沌を前に、日本人が西欧近代的価値観を問い直し、自前の考え方を確立する手引き書。

【著者紹介】
批評家、国士舘大学客員教授

内容説明

西欧思想の巨人群に対して私たちが抱いているイメージは正しいのか。世界の混沌を前に、日本人が自前の考え方を確立するための手引き書。

目次

プラトン―哲学史上最大の詐欺師
ナザレのイエス―社会秩序に対する天才的な反逆者
ニッコロ・マキャヴェッリ―日本人が最も学ぶべき現実主義者
ガリレオ・ガリレイ―「魂が関わらない領域」だけを追究した思索者
ルネ・デカルト―「われ思う、ゆえにわれあり」の誤謬
ジャン・ジャック・ルソー―禁欲的で古典的な共同体主義者
イマヌエル・カント―痩せた人間認識に基づく道徳主義者
チャールズ・ダーウィン―「悠久の自然」への畏敬の念
カール・マルクス―ロマン主義的情熱と徹底した論理的頭脳の共存
フリードリッヒ・ニーチェ―日本人が彼をもてはやす不思議さ
ジークムント・フロイト―思想家としての「功」と、分析医としての「罪」
ルードヴィヒ・ウィトゲンシュタイン―哲学へのこだわりを破壊した生涯
マルティン・ハイデガー―その「死の哲学」は普遍的な説得力があるか?

著者等紹介

小浜逸郎[コハマイツオ]
1947年、横浜市生まれ。横浜国立大学工学部卒業。批評家、国士舘大学客員教授。家族論、教育論、思想、哲学など幅広く批評活動を展開。また2001年より連続講座「人間アカデミー」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふみあき

65
副題は「西欧近代的価値観を根底から問い直す」で、こっちの方が本書の内容をよく表している。著者の主張をざっくり言うと、プラトン、デカルト、ニーチェ、ハイデガー……哲学者はあまたいるが、彼らの思想は所詮、古代ギリシャとヘブライの伝統上にある西洋人のもので、日本人の生き方の埒外だ、ってことか。だからカントの『実践理性批判』は、著者にとっては「世間というものを知らない童貞牧師が書いた、実にくだらない本」ということになる。ところでラマルクの「用不用の説」は完全には乗り越えられていない、という著者の見解は本当なのか?2025/05/27

いろは

19
プラトン、ナザレのイエス、ニッコロ・マキャヴェッリ、ガリレオ・ガリレイ、ルネ・デカルト、ジャン・ジャック・ルソー、イマヌエル・カント、チャールズ・ダーウィン、カール・マルクス、フリードリッヒ・ニーチェ、ジークムント・フロイト、ルードリッヒ・ウィトゲンシュタインと、総勢13人の有名思想家を、著者である小浜逸郎独自の視点と考察で自由に綴った作品。ここで肝心なのは、あくまで、一個人の視点と考察でこの作品が出来ているところだと思う。分からない事や難しい事が多いけれども、良い所も悪い所も鵜呑みにせずにまた学びたい。2019/02/08

モルモル

1
ひたすら小浜節を面白がって読んでるうちに読み終わってしまった。当然13人の思想を理解していない。ダメ。メモ取りながらもう一回読み直そうと思いました(感想)。2018/01/03

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