出版社内容情報
「自分が盾になって撃たれるつもりだった」。ベストセラー『日本に自衛隊がいてよかった』に続く、感動の自衛隊ノンフィクション。
桜林美佐[サクラバヤシミサ]
防衛ジャーナリスト
内容説明
「自分が盾になって撃たれるつもりだった」ベストセラー『日本に自衛隊がいてよかった』に続く感動の自衛隊ノンフィクション。
目次
序に代えて―自衛隊に対する日本人の誤解
第1章 苦悩の時代に生きた自衛官の「戦史」
第2章 国際的に評価されるようになった自衛隊
第3章 屈強な精鋭たちの意外な素顔
第4章 日本国民が知らない自衛官の「当たり前」
第5章 「何かが足りない」自衛隊
著者等紹介
桜林美佐[サクラバヤシミサ]
ジャーナリスト。1970年、東京都生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。92年よりテレビメディアでフリーアナウンサーとして始動、96年からはディレクターとして『はなまるマーケット』(TBS)などを制作。構成として参加したニッポン放送の報道番組で、2006年と09年に日本民間放送連盟賞ラジオ報道番組部門「優秀賞」、06年に第44回ギャラクシー賞「ラジオ部門優秀賞」、16年に第12回日本放送文化大賞「ラジオ・グランプリ」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TheWho
15
安全保障・国防問題などを中心に取材して執筆している防衛ジャーナリストの著者が、自衛隊の実態を言及する一冊。著者はこれまで、自衛隊に関する種々の著者がある様だが、今回初読みとなる。以前防衛省絡みの仕事に従事していた事もあり、興味深く拝読できた。北朝鮮や中国、そして東日本大震災以降自衛隊への見方が変わってきた様にも思えるが、未だ自衛隊の実情は一般的に知れ渡っていない。右左の思想はさておき、現実に国防を担っている自衛官諸氏に国民として感謝するべきと思う。是非様々な方々に読んで頂きたい一冊です。2017/07/17
スプリント
10
誰もがその活動と貢献を認めていながら それでも存在を否定される自衛隊。 自衛隊を語るとき本音と建前が都合よく使い分けられてることが多いように感じます。2019/03/30
nyangle
7
自衛隊の活動を紹介しながら、現行法の至らない点や国民の誤解なんかを指摘していく本。普段あまり目が向けられない裏方にも言及しようとしているところが本書の美点。たとえば、空挺団を紹介するにとどまらず、落下傘を作っている隊員にまで言及しているあたり。全体に、右気分で読むと「よくぞ言ってくれた!」という感じ。左気分で読むと「それは推測でしょ?」みたいに突っ込みたくなる部分もちらほら。そのへんを割り引きながら読むのなら、安全保障や国防について考えるための材料のひとつとして悪くないんじゃないかと。2017/07/27
gohan takikomi
6
自衛隊は「法を守って国滅ぶ」という選択はしないかもしれない、自衛官に何でも背負わせないためにも国の体制を変えなければいけない。法関係のこともそうですが家族と触れ合う機会が少ない転勤が異常に多いトイレットペーパーがない等の身の回りの環境も整えて国防に専念出来るようになるべきです。2018/03/25
Fumi Kawahara
6
最近、災害続きですっかりあの緑の迷彩服をテレビで見かけることが多くなりましたが、旧帝国陸軍の暴走(実態はデフレ下でのお役人の予算獲得競争の過熱)のイメージがつきまとって忌避されてきただけに、な~んも知らんのですよね、軍事って。なので、こういう軽めのものからアプローチするものの、そのボンビーぶりに情けなさと申し訳なさが募るわけですよ。トイレットペーパー60cmて。ユダヤ人強制収容所か。左翼お得意の人権どこ行った。日本の若者に対するイジメか?!ってゆー。て言うか。北朝鮮の方が自衛隊よりよく撃ってるよな。2017/05/29