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家族連写

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569826264
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

あの日の父と同じ歳になった。あの日の父の想いが理解できた――。稀代の作詞家・森浩美が綴る人生の滋味に溢れた「家族小説」短篇集。

【著者紹介】
作詞家、小説家

内容説明

家族だから、言えない。でも家族だから、伝えたい。交際中の彼女は「家庭を持つことに興味がない」という。そんな彼女が、僕の家族を目の当たりにして…―「しあわせやあ」。そのタワーから願い事を書いた紙ヒコーキを飛ばすと、願いが叶うという。亡き母が遺した紙ヒコーキに書かれていたこととは―「紙ヒコーキ飛んだ」。…ほか、あなたの心に残る“大切な一枚”が思い起こされる8つの物語を収録。

著者等紹介

森浩美[モリヒロミ]
放送作家を経て、1983年より作詞家。現在までの作品総数は700曲を超え、数多くのヒットナンバーを手がける。2006年に上梓した、初の短篇小説集『家族の言い訳』にはじまる家族小説短篇集シリーズは45万部を超すベストセラーシリーズとなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

173
あっぱれ、森浩美さん!わかってはいましたが、やっぱりお涙頂戴、ハンカチなしには読めない素晴らしい短編集でした。未読かつ積読な作品が多数待機しているのですが、正直100%泣かされてしまうのが、ある意味コワく、悔しい?ので我慢して、ここぞという時に読むようにしている自分にとっては稀有な作家さんです。今作もあらゆる状況にある‘家族’をテーマにしたステキはお話8編からなるありがたい作品でした。自分の’父親’として、’夫’としての在り方を考えさせられる貴重な時間となりました。やっぱり森さんは「お涙鉄板」ですね。2015/12/13

のっち♬

139
様々な家族たちの絆に焦点を当てて描いた8つの短編。どの編も大した事件は起こらない淡々とした日常の連写であるが、全編の中でも特に存在感があるのは「しあわせやあ」に登場する貴也の母親。結婚に否定的な恋人の価値観を一新してしまう、その包容力と精一杯の感情表現はトップを飾るのに相応しい象徴性がある。子供たちの独立に空虚感を覚える妻を笑顔にするために立ち回る「妻の逆上がり」の語り手も魅力的な男。人生はあっという間。平凡な日常や他愛ない会話にこそ、少しのピンボケが愛おしくなる「紛れもなく血の通った温かさ」があるのだ。2021/04/17

紫綺

135
森さんの家族小説がパワーアップして帰ってきた。やっぱり、森さんの家族シリーズはいい!!じんわり滲む涙に心地良さを感じながら、満足の扉を閉じる。2015/11/19

いつでも母さん

115
多分お初の作家さん。SMAP等の作詞家さんですよね?凄いなぁ小説家さんだったんですね。しかもこの作品は優しい。心に染みてくる温かさが良い。短編8作どれも良かった~今年も明日で終わり。家族と揃うことは出来ないかも知れないお正月かもだが、ちょっと想いを馳せたい。『しあわせやあ』のお母さん・・まるで自分を見ているようだった(汗)その前のページの4行が読了後も効いていた。2015/12/30

ユザキ部長

84
この本を読むと自分自身の家族と実家の両親への接し方が恥ずかしくなる。いや~申し訳ない。2015/11/27

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